国際結婚に興味がある日本人の男性・女性も多いと思います。
国際結婚ってどの国の組み合わせが多いのか気になりますよね。やはり過去に先人の日本人たちが、数多く結婚している相手国だと、国際結婚の出会い方が確立されていますし、なによりメリット・デメリットなどの情報が入手しやすいので、結婚生活の失敗リスクを減らすことができます。
そこで、男女別で日本人の国際結婚に多い相手の国籍の組み合わせをランキング別に紹介したいと思います!
日本人女性の国際結婚で多い外国人男性の国籍
まずは日本人女性と外国人男性の国際結婚で多い組み合わせからです。
- 1位:韓国・朝鮮 25.7%
- 2位:中国 12.5%
- 3位:アメリカ合衆国 16.7%
- 4位:ブラジル 5.0%
- 5位:イギリス 3.9%
圧倒的に多いのが韓国・朝鮮人です。韓流の俳優やアイドルも日本では人気が高いですし、もともと在日韓国人が日本に数多くいて、日本語も堪能な方が多いということもあり、人気の高い組み合わせとなっています。
中国人も日本に在日の方が数多くいるので韓国・朝鮮に次いで多い組み合わせとなっています。
3位はアメリカ人との国際結婚です。留学などを通して現地で出会う場合と、日本で外資系企業に勤めるビジネスマンと出会って結婚する2パターンに大きく分かれます。
4位は日系移民の特例として日本での労働許可がおりやすいブラジル人が続きます。アジア系以外での国籍ではブラジル人が最も外国人居住者数が多いですし、日本人にはない「たくましい身体」「堀の深い甘いマスク」「陽気な性格」などが魅力となっています。
5位はアメリカと同じく外資系企業の駐在員や英会話の講師として来日する方が多い英国人がランクインしてきます。
日本人男性の国際結婚で多い外国人女性の国籍
続いて日本人男性の国際結婚で多い外国人女性の国籍を1位から5位まで以下のようになっています。
- 1位:中国 37.2%
- 2位:韓国・朝鮮 13.7%
- 3位:フィリピン 22.7%
- 4位:タイ 6.5%
- 5位:アメリカ合衆国 1.7%
1位は中国人で男性の国際結婚の全体の37.2%と圧倒的な数字です。男性の国際結婚の組み合わせとしては中国人妻が昔から圧倒的に多く、今でも代表的な国の1つです。
国際結婚相談所でも中国人女性を紹介できる国際結婚相談所の数が多く、在日・現地の女性との国際結婚ルートが確立されています。反日思想の少ない主にハルピンなどの東北地方の女性が多いです。
2位は、韓国・朝鮮人です。在日朝鮮人は、ほとんど日本人と同じ見た目ですし、好きになった人がたまたま韓国籍の女性だったという感じで男女ともに結婚するようです。
また韓国からは留学やワーキングホリデーなどで来日している韓国人女性も多いので、職場や学校で恋人関係になって結婚するというケースもあります。
3位はフィリピンです。スペイン系の血が混ざっており、日本人男性好みのハーフ顔の女性が 多い国です。昭和からフィリピンパブなどで興行ビザが下りやすい時代があったことからも、在日フィリピン人が日本人と夜の街で出会い結婚するといったケースも多かったです。
近年は興行ギザでの来日が規制されたので、日本で出会うケースは少なくなりましたが、英語習得のための語学留学先やIT企業のオフショア開発先としても人気となっている国なので、大卒のフィリピン人女性と現地で国際結婚をするケースも少しずつ増え始めています。
4位はタイ人です。タイは工場の海外拠点として選ばれることがあり、日本人居住者がアジアの中でも特に多い国です。日本人と馴染みが深い国ですし、魅力的なリゾート地も多いことからタイ人と結婚を選ぶ日本人も製造業や商社関係で働いている男性からは根強い人気があります。

国際結婚の婚姻件数が減少中の理由
国際結婚の婚姻件数は2001年の799,999件をピークに減少の一途をたどっています。
ちなみに2001年の国際結婚は日本人男性760,272件・日本人女性39,727人と圧倒的に男性の国際結婚の方が多いです。
特に近年は日本人男性と外国人女性の組み合わせの国際結婚の減少が著しいです。

国際結婚の全体数が減っている理由としては以下のような原因があります。
- 国際結婚詐欺などのリスクが明確化した
- 中国人やフィリピン人の生活に嫌気が指した
- 日本人男性の経済力低下
- 2005年に、入管法という法律の改正
- 晩婚化・生涯未婚率の増加
- 留学者数の減少
国際結婚詐欺などのリスクが明確化した
インターネットの普及によって、国際結婚をしてお金を騙し取られたり、ビザ目的での結婚、結婚相談所自体が詐欺などの様々な国際結婚トラブルが頻発していることもあり、国際結婚を危ないと感じる方も増えるようになりました。
マッチングアプリなど新しい出会いの手段も増えましたが、出会い系サイトやマッチングアプリで出会った外国人だと、入会審査もないので、国際ロマンス詐欺のリスクも高まります。
中国人やフィリピン人の性格に嫌気が指した
日本人男性の結婚相手として、現地の女性から選ぶ場合には中国人や英語の話せるフィリピン人が昔から多い組み合わせです。
しかしながら、中国人女性は「自己中心」「拝金主義」「短気」「謝らない」「反日的」など性格面で日本人と相性が悪いです。
フィリピン人も母国の家族に仕送りをしようと、フィリピンパブで働いてでもお金を稼ごうとするような方もおり、夫婦生活が成立しないケースがあります。
途上国の方と結婚すると、日本人の常識が通用しない相手も多く、性格の不一致で離婚につながりやすいことからも、人気が減っています。
日本人男性の経済力低下
国際結婚では40代以上の日本人男性と20代の外国人女性が結婚するケースが多いです。
しかし、日本人の年収は下がっていますし、逆に中国・タイ・フィリピンなどの途上国では所得が上がっています。
もはや日本人は国際結婚の相手国としては魅力的ではなくなってしまいましたし、フィリピンなどの英語圏であれば、アメリカや景気のいい中東などの国が人気の高い国際結婚の相手国です。
晩婚化・生涯未婚率の増加
女性の社会進出もあり、日本では晩婚化が進んでしまいました。また生涯未婚率も上昇し、一生独身でも肩身が狭い思いをすることも少なくなったので、無理に価値観が違う外国人との国際結婚して家庭を持たなくても、気軽な独身生活を謳歌する選択肢が当たり前になりました。
留学者数の減少
女性も男性ほどではありませんが、国際結婚件数は減少しています。原因の1つが、アメリカなどの海外への留学者数が減少しており、現地で出会って国際結婚するケースも少なくなっています。
日本人の所得が少なくなっていることから、海外への大学進学が選択肢に入らない家庭が増えました。また、2001年にアメリカ同時多発テロなどが起こったことや、英語が話せることの価値が低下していることもあり、留学者数が減少傾向にあります。
日本人男性の国際結婚の組み合わせでこれから伸びるのはベトナム

国際結婚において、日本人女性の場合は経済力の高い男性と結婚するケースが多いので、今後も国際結婚の組み合わせが大きく変わることはないでしょう。中国人の経済力が高いので、今後トップの韓国に肉薄していくぐらいでしょうか。
一方の男性の国際結婚に関しては、ベトナムがTOP5にランクインしてくると思われます。
というのも男性の国際結婚比率に大きく関わる、「外国人技能実習生」の受け入れ国として、今は中国を抜いて、ベトナムが第1位となりました。

今はベトナム人女性と日本でお見合いをできる環境が整っていますし、何よりベトナム人技能実習生は18歳〜30歳ぐらいまでの若い方が中心に来日しています。
ベトナム語と日本語は言語的にかなり違いがありますが、中国人女性よりも気立てがいい性格で、反日感情が少なく、日本人と顔も近いです。
フィリピンのようにスラム出身の女性はほとんどいませんし、勤勉性の高い国民性も日本人と近いので、もし、男性の方で国際結婚を検討しているのであれば、まだ国際結婚の組み合わせとしてはマイナーですが、ベトナム国籍の女性を検討してみてください。