国際結婚のメリット・デメリットを徹底解説!
国際結婚を検討している方も多いと思いますが、気になるのが日本人同士の国際結婚と比較した場合のメリット・デメリットではないでしょうか。もしデメリットの方が大きかったら国際結婚する気になりませんよね。
そこで、国際結婚のメリット・デメリットを解説してみたので、外国人と結婚するかどうかの判断材料の1つにしてもらえれば幸いです!
国際結婚のデメリット
ページの後半になるごとに悲観的な内容なるのも気分が悪いので、まずは国際結婚のデメリットから先に紹介していきたいと思います。
結婚式・披露宴の費用が2回分
国際結婚をすると、結婚式・披露宴を日本と結婚相手の国の2つ行う必要があります。
2回も祝福されるので、お祝い事が好きな方にはいいかもしれませんが、そうではない方にとっては、ただのお金の浪費と感じます。貯金が吹っ飛ぶかもしれません。
100万円ぐらいあれば、結婚式・披露宴が行える国もあるので、日本よりは安上がりです。ベトナム人同士の場合は平均すると120万円ぐらいだそうです。
性格・価値観の不一致が起こりやすい
外国人との結婚では正確や価値観の不一致が下りやすいです。特に途上国の方との結婚となると、価値観が全く日本人と合わないことがあります。
たとえば、以下のような面で性格や価値観の不一致が起こりやすいです。
- 謝らない
- 自分の利益優先
- 拝金主義
- 自分たちの家庭よりも親を優先
- 優先順位などモノの考え方がおかしい
またケンカをすると言動・行動が豹変する外国人もいるので、国際結婚前に一回本気のケンカをしておくのもいいかもしれません。
特に中国人女性は気性が激しい傾向があり、キレると暴力を振るう方もいるので、本性を確認しておくためにも、婚姻までにガチのケンカは一度経験しておきたいです。
結婚詐欺に巻き込まれるリスクがある
国際結婚に多いのが詐欺です。大きく分けると以下のようなものがあります。
- 恋人や婚約の状態で金銭を要求され、送金後に連絡が取れなくなる
- 在留許可証や永住権が取れた段階で結婚生活が破綻する
- 国際結婚相談所で成婚料を支払った後に破局する
日本人同士の結婚と比べると結婚詐欺の危険性は高めとなっているので、相手選びや国際結婚相談所は慎重に行う必要があります。
言語の壁がある・知り合いが日本におらずホームシックになりやすい
国際結婚となると、避けては通れないのが言葉の壁です。日本で生まれ育った在日の方であれば、日常生活に支障はないかもしれませんが、現地の女性と結婚すると、ほとんど日本語が話せないか、日本語検定N3程度(簡単な日常会話)しか意思疎通ができません。
夫婦間でのコミュニケーションも大変ですし、口論してもなかなかお互いに理解できません。また語学学校の費用などの語学習得のための出費が最初は必要になります。
また地方だと、同族も少なく友達も作りにくいので、ホームシックになりやすいです。
配偶者の働ける場所が限られている
言葉の壁もあってか、国際結婚をすると外国人は日本で働ける場所が限られていします。
日本に東南アジアから女性が嫁ぐ場合には、コンビニやスーパーマーケットのレジ打ちや、飲食店・工場などの単純労働ぐらいでしか働くことができません。
大学を卒業していて、現地では高学歴扱いの女性と結婚しても日本では能力を発揮できるポジションがなく、宝の持ち腐れになってしまいやすいです。
よって大卒の女性と結婚する場合には自分でSNSなどを使って日本の情報を発信するなどして、お金を稼ぐことができる地頭がある女性でなければなりません。
食事の味覚の違う
外国人と結婚すると言葉の壁と同じく発生しやすい問題が食事の問題です。日本食が口に合わないケースもありますし、結婚したお嫁さんが日本食を日本人好みに料理できないこともあります。
ただし、日本人と結婚相手の両方の口に合う料理は、結婚生活を続けていけば、見つかっていくはずなので、言葉の問題と同じく最初は大変でもその後は大した問題ではなくなることが多いです。
たまには母国の味付けの料理を食べたくなることもあるので、現地の食材を輸入品スーパーなどで調達する必要があります。今は通販サイトが発達していますし、人気のある商品は手頃な値段で購入できるので、経済的にはそこまで大きな問題ではありません。
家族への仕送りがある
途上国にはまだまだ年金制度がない国も多いです。親が働けなくなったら子供が養うのが慣習化しています。この仕送り金額ですが、月に平均2万円程度の人もあれば、10万円以上を要求してくるケースもあります。
ベトナムなどの国では奥さんが自分がアルバイトして月に数万円ほど仕送りするケースが多いので、仕送り問題の観点からも、ベトナム人は優等生です。
フィリピンなどでは、家族だけでなく親戚なども養うなど、経済的に豊かな人が多くの家族・親戚を養うことが社会の価値観のようになっている国もあります。「ノブレス・オブリージュ」という西洋社会の概念ですが、アジアで「クリスチャン+スラム出身」みたいなお相手は、いくら美人でも国際結婚で避けた方が無難です。
自分たちの生活ができなくなるぐらいに仕送りをしてしまい、夫婦生活が破綻してしまうというケースもちらほら耳にします。
富裕層などの社会的に優位な立場にある者が、その地位や権力に見合った社会的責任や義務を果たすべき考え方。
年に1〜2回の帰省の旅費が必要
奥さんは年に1〜2回自国へ帰省するので、その交通費が必要です。子供が生まれたりすると子供の航空券なども増えます。
旧正月やテト(1〜2月)と航空チケットが値上がりする時期に帰国することもあり、毎年20万円程度の出費が交通費で必要となります。
離婚が多い
国際結婚は離婚率が高いと言われています。正確なデータは算出することができませんが、大体2組に1組ぐらいが離婚しています。日本人も3組に1組が離婚しているので、どっちもどっちですが、離婚率が高いことは頭に入れておきましょう。
親に反対される・偏見の目で見られる
国際結婚は親に反対されるケースが多いです。アメリカやカナダなどの先進国の方との結婚であれば、そうでもないですが、途上国の方や在日の中国人・朝鮮人と結婚する場合には、反対されやすいので、しっかりと言い分を対策をしておきましょう。
また年配の方からは偏見の目で見られることもあります。昭和〜平成中期においては国際結婚ををする男性は、日本人女性と結婚できないから消去法で中国人やフィリピン人女性と結婚しているなどと思われていました。
21世紀は経済的には中国の時代ですし、フィリピンでも英語が公用語でIT産業が花開いています。色々と国際結婚するメリットも多いのですが、国際結婚をすると年配の方から心無いことを言われるかもしれません。
結婚相談所の料金が高い
国際結婚のために結婚相談所の利用を検討している方もいるかと思います。結婚相談所を利用した場合には一般的に30〜50万円の料金を男女それぞれ支払います。
一方の国際結婚相談所の場合には男性側が130〜300万円を支払うのが相場となっています。
支払うのは男性1人ということや、成婚料以外にも利用する結婚相談所によって、航空チケット、結婚式費用などは入っていたり、入っていなかったり業者によってまちまちです。
業界標準がないので、あとでオプションを請求されるケースもあるので、国際結婚相談所を利用する場合には、どこまで含まれているかなどもトラブルにならないようにしっかりと確認しましょう。
ちなみにアメリカ人男性と日本人女性の国際結婚を対象とした女性の国際結婚相談所も存在しますが、こちらは日本の結婚相談所と同じぐらいの料金相場となっています。
国際結婚のメリット
以上が国際結婚のデメリットでした。かなり多くて、真剣に国際結婚を考えている方も、げんなりしてしまったかもしれません。
しかし、国際結婚にはこれだけのデメリットがあっても、それ以上の価値もあります。
年の差婚や美人と結婚できる
途上国の女性との国際結婚は10歳〜15歳程度の年の差婚が比較的実現できます。
40代で、もう結婚して子宝に恵まれることは実現不可能かと諦めていた方にとっても、奥さんだけでなく子供を育てる楽しみを味わうことができます。
ただし、40代後半で日本在住の外国人女性との国際結婚は国籍関わらず難しいですね。40代後半〜50代で子供を持つ国際結婚は海外在住女性一択です。
離婚歴に寛容
国際結婚では経済力さえあれば、離婚歴があっても、気にしない女性が多いです。もし、すでに結婚歴があったり、子供がいる方にとっては再婚しやすいのが、外国人との国際結婚です。
農家や漁師でも結婚しやすい
日本の女性は農家や漁師など第一次産業で働いている方を避ける傾向があります。アジア人女性の場合には、経済的に安定しているのであれば、職業だけで結婚対象外にされることは少ないです。
ただし東京や大阪などの都市部の人しか相手にしない外国人も多いです。職業で差別はしないといっても、実際問題、近隣都道府県の技能実習生・特定技能の方しか候補とならない為、なかなかマッチングしないです。
自営業・個人事業主でも差別されない
フリーランスや個人事業主の男性は、リスクが高いと判断されて日本では結婚しにくい雇用形態です。
しかし、日本以外の海外の多くでは自営業のような独立している方の社会的地位が高いですし、会社に所属しなくても稼げるスキルがあるのは優秀であると判断されて自営業者の方が魅力的に映るケースも多いです。
同様に中小企業・零細企業勤務というだけでフィルタリングされることも少ないです。
日常の生活費は安くなる傾向がある
ブランド製品を欲しがる方は、ベトナムやフィリピン、タイなどの東南アジアの国では少ないので、奥さんはあまり散財しません。ユニクロも現地では高級品扱いですし、庶民的な日本の生活でも東南アジア出身の人にとっては非常に満足度の高い生活になります。
グローバルな子供が育つ
国際結婚で子供が生まれた場合にはどこかの国とのハーフになります。すると言語的には日本語と、結婚相手の国の言葉のバイリンガルに育ちます。
たとえ英語や中国語などのメジャーな言語でなくても、将来子供が大人になった場合にビジネスでは2つの言語や文化に精通しているのは強い武器となるでしょう。
また目が大きい外国人の方と結婚した場合には、日本人の民族的な大きなハンデである、目元のルックスが改善されることが多いので、子供が可愛い顔になってくれる可能性が高くなるのもメリットの1つでしょう。
結納金が安い
特にアジア圏の女性と結婚すると、結納金文化が残っている国もあります。日本での結納金は50万円〜200万円程度が相場です。
東南アジアでは30〜70万円ぐらいでいいケースも少なくないので、結納金が安いという点に関してはメリットの1つかもしれません。
ただし、中国の一部のエリアだと300万円以上求められることも珍しくありませんので、中国人と結婚する場合には結納金が日本人との結婚よりも高くなる可能性があることは覚悟しておきましょう。
家庭の主導権を男性が握りやすい
日本では女性の社会進出によって家庭内でも男女の力関係が平等になってしまいました。家庭内でパワーバランスが拮抗していると、逆に口論になった際に、収拾がつきにくくなり、夫婦関係にも亀裂が生じやすくなります。
その点、途上国の女性と日本人男性が結婚すると、家庭内でのパワーバランスが明確なので、ケンカも起きにくく、多少理不尽でも男性側の言い分が通りやすくなります。
海外起業しやすい
国際結婚を検討している方の中には海外起業などを検討している方も多いと思います。奥さんがその国に精通していることもあり、日本にあるビジネスモデルを現地に持ち込んで海外起業しやすいです。
また奥さんの国で日系企業に現地就職するにしても、腰を据えてその国にいる人材だと判断あれ、中小企業では特別なポジションを任されやすくなるので、海外就職したい方にもオススメです。
年収は400万円程度でも人気の高い女性と結婚できる
日本人の女性との結婚だと、最低でも400万円以上、できれば500万円以上を希望している女性が多いです。それプラス年齢も厳しく考慮されます。
国際結婚は400万円程度の年収があれば可能となっています。年収だけ見ると、日本人女性とあまり変わりませんが、日本人女性の場合「年収÷100≒狙える年齢差」という公式があります。
東南アジアの女性の場合には、年収400万円でも10歳年下や美人で人気が高い女性と結婚できるという点で結婚相手のレベルが高くなります。
ただし、ルックス重視の方は、海外在住の女性を狙うこと一択になります。日本に住んでいる美人な外国人女性は普通にチヤホヤされるので、余っていません。
国際結婚のメリット・デメリット まとめ
- 結婚式・披露宴の費用が2回分
- 性格・価値観の不一致が起こりやすい
- 結婚詐欺に巻き込まれるリスクがある
- 言語の壁がある・知り合いが日本にいない
- 配偶者の働ける場所が限られている
- 食事の味覚の違う
- 家族への仕送りがある
- 年に1〜2回の帰省の旅費が必要
- 離婚が多い
- 親に反対される・偏見の目で見られる
- 結婚相談所の料金が高い
- 年の差婚や美人と結婚できる
- 離婚歴に寛容
- 農家や漁師にも嫁いでくれる
- 自営業・個人事業主でも差別されない
- 日常の生活費は安くなる傾向がある
- グローバルな子供が育つ
- 結納金が安い
- 家庭の主導権を握りやすい
- 海外起業しやすい
- 年収は400万円程度でも人気の高い女性と結婚できる