ベトナム人女性との国際結婚に詐欺が少ない5つの理由
ベトナム人と真剣交際・結婚を希望している日本人男性も多いと思いますが、国際結婚の心配事といえば、国際結婚詐欺（国際ロマンス詐欺）ではないでしょうか？
「ベトナム女性と結婚で金銭を騙し取られる心配はないの？」
「組織的な犯罪で、詐欺師やマフィアに脅されたりしない？」
「永住権取得後に、すぐに離婚される危険性は？」
など様々な不安が浮かぶと思います。
ベトナム人との国際結婚でも、詐欺のそのような可能性を完全に否定することはできませんが、他の国籍と比較しても、国際結婚詐欺の可能性は低いと言えます。その理由を解説したいと思います。
ベトナム人女性との国際結婚に詐欺が少ない理由
日本語や英語を話せるベトナム人が少ない
日本で国際ロマンス詐欺が横行するのはフィリピンもしくはロシアなどの東欧の国です。これらの国は英語が堪能な人が多く、日本人とコミュニケーションが取れる人の絶対数が多いので、その分、日本人を欺こうとする人も増えます。
一方でベトナム人は日本人と同じく、あまり英語が得意ではありません。日本語が分かる人はさらに少ないです。
中国から近いことや中華系の工場も多いことから、中国語が話せる人は比較的多いですが、日本人とのコミュニケーションに必要な英語や日本語はまだ少ないです。
特に日本語は技能実習生を除けば、大学で専攻したような高学歴な方じゃないと扱えないケースが多いです。ベトナムでは4年制大学を卒業しているだけでエリートですし、外国語を話せるだけで給料が跳ね上がるベトナムにおいては、日本語でコミュニケーションを取れる方は結婚詐欺を考えるような社会階級の方は少ないです。
結婚相談所アジマリ近年は技能実習生・留学生として来日して日本語が堪能なベトナム人が急速に増えています。今後は元実習生・留学生が組織的に国際結婚詐欺を企てる可能性も高まると予想しております。
近年は学校の外国語教育で日本語が選択できるようになっているので、日本語が通じるベトナム人は拡大傾向です。
日本にベトナム人パブがほとんどない
結婚詐欺の目的といえば出稼ぎがありますが、ベトナム人が日本で働ける場所は飲食店の裏方やコンビニ、工場などの単純作業を除けばほとんどありません。
このような誰でもできる仕事は技能実習生として来日するか、留学生のアルバイト制度を利用する必要があり、どちらも来日するまでに多額の初期投資が必要です。仕事内容的にラクでもありません。フィリピンパブやロシアンパブのような水商売なら、ラクな仕事でお金を稼ぐことができますが、ベトナムパブは言語の問題や当時の政治事情もあってか、日本では発達しませんでした。
フィリピン人は興行ビザ（タレントビザ）を取得して多くの女性がダンサーや歌手として来日していました。タレントビザの取得が厳しくなってから偽装結婚の問題となりました。
フィリピンは離島が多く、産業が発展しなかったために出稼ぎをしなければなりませんでしたが、ベトナムやタイでは比較的国内の経済が発展しているので、外国に水商売で出稼ぎする必要がないので、日本にベトナムパブはほとんどありませんし、パブで働くための結婚詐欺は起こりにくいです。
ベトナム人だけでは日本では生きていけない
国際結婚して3年程度経過すれば外国人も永住権を取得することができます。国籍によっては数年の結婚生活を我慢して、そして離婚カードを切るスキームの話をチラホラ耳にします。
当然ベトナム人も国際結婚を踏み台にして日本での永住権取得は可能です。でもベトナム人が日本に増えたのはここ10〜15年程度の話です。ベトナム人コミュニティが小さく、永住権目的で偽装結婚したところで、結局は日本人に頼らないと日本では生きていけません。
結婚相談所アジマリだからこそ、ベトナム人は国際結婚と言えど、「ルックス・性格・年齢」はかなりシビアにお相手選びをします。結婚相談所アジマリでも予想以上にハードルが高いと、40代ではミスマッチが起こっています。
日本人に似た真面目な国民性
ベトナム人は日本人に似た勤勉で真面目な性格な方が多いです。
お金へのハングリー精神はありますが、中国人ほど拝金主義ではなく、フィリピン人ほど家族全員を養っていかなければならないようなプレッシャーもありません。社会主義ということもあって、極端な極貧な家庭環境で育った方が方が少なく、全体的な民度もアジアの中では高いです。
自分と家族さえよければいいような中華思想の影響が比較的小さく、国民性として人を騙そうとする方が相対的に少ないことも、ベトナム人の国際結婚詐欺が少ない理由の1つでしょう。
結婚相談所アジマリただし日本人と比較すると、民度の低さを感じることは、「多々」あります…
これから日本人を狙ったベトナム結婚詐欺が増える可能性あり
国際結婚相談所といえば、多くの業者が100万円以上の多額の成婚料を設定しています。成婚料だけみると、国際結婚は日本人との結婚よりも遥かに金銭的なハードルが高いです。
これまで国際結婚といえば、フィリピンや中国人女性との結婚がメインでした。しかし、今、国際結婚のトレンドはベトナムへとシフトしている仲介業者が目立ち始めました。
しかも、外国人技能実習生制度の経験で非大卒で日本語が話せるベトナム人が増えています。
もしかしたら、これまで中国やフィリピン人で国際結婚詐欺(結婚する気のない女性を仲介し成婚料を支払わせる)に近いことをしていた事業者が同じようなスキームでベトナム人女性を紹介し始めるケースもあるので、ベトナム人だから結婚詐欺の可能性はないと考えるのも、注意が必要です。
ベトナム人の国際結婚詐欺 まとめ
- 日本語や英語を話せるベトナム人が少ない
- 日本にベトナム人パブがほとんどない
- ベトナム人だけでは日本では生きていけない
- 日本人に似た真面目な国民性
- これから日本人を狙ったベトナム結婚詐欺が増える可能性あり
ベトナムに行って現地の方と結婚する場合には、「家族が病気でお金が必要…」みたいな話をされてもきっぱり断りましょう。デートしていて「シャネルの5番が欲しい」とか言われても簡単に買わないようにしてください。
- 現金・クレジットカード・高額なプレゼントなどを渡さない
- 遠距離でも最低一年以上交際してから
- あまりにも美人・年下の場合には本気かどうかを疑う
- ネットで知り合った女性からの投資の話には警戒する
また、国際結婚相談所は素性のしれない事業者も多いですが、成婚料などが大きな金額が設定されている場合には、信用できる事業者かどうか、しっかり自分の目で見極めたり、SNSなどを利用して実際に国際結婚した方に、信用できる業者を紹介してもらってみてください。
