こんにちは、オンラインの格安結婚相談所アジマリです。
筆者は、結婚相談所を運営しているので、婚活の中でも結婚相談所業界に肩入れしたくなるのですが、残念ながら、マッチングアプリがこれからの婚活の主役を担っていくと思われます。
結婚相談所の結婚カウンセラーが、マッチングアプリが今後の婚活の主役となると確信した理由について解説したいと思います。
- マッチングアプリこそ最後の砦
- マッチングアプリは会員数が多い
- 相談所は連盟ルールが女尊男卑で時代錯誤
- マッチングアプリは地方婚活の救世主
- 新時代の結婚相談所「コネクトシップ」が伸びていない
- マッチングアプリは入会審査なしでスマホで即日スタート
- シニア婚は結婚相談所では対応が難しい時代に
- いい歳した大人の婚活サポートって何するの?
- 最近の仲人はお見合い相手のことをよく知らない
- 結婚相談所は交際終了しやすくなっている
- 高望みの婚活者が一定数存在する
- 結婚相談所は20代の若者には使いにくい
- 金儲け主義の結婚相談所が一定数存在する
- マッチングアプリは婚活目的の機能を強化している
- 他人の人生の介入度が高すぎてストレスたまる
- マッチングアプリは結婚できないは昔の話
- 結婚相談所はやめとけと言われる理由 まとめ
マッチングアプリこそ最後の砦

「結婚相談所は最後の砦」という言葉は、婚活したことがある方なら一度は耳にしたことがあるかもしれません。
しかし実際の結婚相談所は最後の砦ではありません。結婚相談所はたしかに少し結婚が遅くなる傾向がある特徴がある方が多いのは事実ですが、誰でも結婚できる訳ではありません。
昭和のように絶対に結婚しなければならない雰囲気で最後の砦として機能したのかもしれませんが、独身貴族が増加した現代社会では結婚相談所に入会しても生涯独身を選択する男女も多いです。
結婚相談所では入会拒否されるケースもあります。結婚相談所では成婚料をいただけるのは10人に1人ぐらいです。基本的に入会費・月会費で稼ぐビジネスモデルなので、どんな人を入会させても利益になるならOKです。
しかし、平均以下の経済力(年収200〜300万円台)の男性や「契約社員・派遣社員の男性」はエグいぐらいお見合いが組めません。「ルックス的に明らかにモテない人」「会話が著しく苦手」とかも、その婚活者様のためにお断りします。相談所としては、その人のためを思って、お金を払ってくれる「お客様」を入会お断りしています。
入会拒否されるのは、腹立たしいと思います。しかし、逆を言えば絶対に結婚できないような人を、きちんと入会拒否する結婚相談所は良心的であると筆者は思います。
経済力以外にも「性格がワガママで問題起こしそう」「クレーマー気質」など運営側として面倒な人もお引取りしていただく場合があります。詳しくは「関連記事:結婚相談所で入会拒否される人の特徴」にて解説してあります。
一方で、マッチングアプリは、恋愛意欲があれば、どんな男女でも受け入れてくれます。むしろ、末永く月額固定費を支払ってくれる、婚活に苦戦するユーザーこそ良客です。現代社会の婚活の最後の砦はマッチングアプリです。
それに、マッチングアプリは会員数が多いので数撃ちゃ当たる作戦ができるので、奇跡の出会いが起こる確率も0ではありません。

ペアーズやwithのような一部のアプリなら興味関心を登録することができます。このコミュニティ機能は結婚相談所にはありません。
マッチングアプリは会員数が多い

マッチングアプリの最大のメリットといえば、会員数が多いことです。結婚相談所とは雲泥の差の会員数を誇ります。

マッチングアプリは推定のアクティブユーザー数です。
上位マッチングアプリと結婚相談所とは桁が異なります。ユーザー数が多いのでマッチングアプリなら不特定多数に「いいね」して、マッチングした後にじっくり考えるような大味な婚活ができます。
マッチングアプリの会員数が多い理由としては以下です。
その中でも特に利用料の安さが最大に魅力でしょう。マッチングアプリは結婚相談所と比較すると圧倒的に料金が安いです。そして女性が無料で登録できるのがマッチングアプリと結婚相談所との大きな違いです。
女性は無料で使えるアプリが多いので気軽に登録できて、魅力的な女性がたくさん登録しているので、男性も登録するという好循環が生まれます。
マッチングアプリとは対照的に結婚相談所は会員が少ないです。全国で数万人の結婚相談所連盟がほとんどです。業界最大のIBJでも10万人です。
それでも2010年代には多くの結婚相談所連盟が会員提携や事業譲渡で、お見合いできる会員数が増加しています。筆者は2020年になってから、この業界に参入しましたが、それまでどうやってお見合いしていたんですか!? っていうぐらい少ないです。少ない理由としては以下の通りです。
- 結婚相談所(連盟)が公開する数字は休会中の会員も含まれている
- 半数は自分と同じ性別の会員
- 20〜60代の幅広い世代の男女が活動している
- 結婚適齢期の20代が少ない (料金が高い等の理由)
- 会員は基本的に首都圏と関西圏に集中している
- 男性に不利なルールや雰囲気が多い
よって、結婚相談所業界全体で大きく会員数を見せて業界を盛り上げようとはしていますが、実際活動してみると、少なさを感じる婚活者が多いです。
相談所は連盟ルールが女尊男卑で時代錯誤

結婚相談所は昭和から続くシステムです。確かに紙媒体でのやり取りからWebシステムへの移行などIT化はしましたが、文化的には昭和を色濃く残しています。
例えば、以下のような慣習が昭和という感じです。
男性である筆者は、結婚相談所業界が女尊男卑に傾倒しているような印象を感じています。結婚相談所は女性に有利なルールが多いので、男女平等色を求める婚活者はマッチングアプリの方が活動しやすいと感じるでしょう。

男性に不利な慣習が多いのは、女性を中心に発展してきた業界だからだと推測しております。
マッチングアプリは地方婚活の救世主

結婚相談所は都市部に会員が集中しています。特に首都圏と関西圏が大半です。広島とか宮城とかよりもさらに田舎の都道府県は絶望的に会員数が少ないです。よくド田舎県で結婚相談所を営業しているなと感心します。
地方では上手く機能していない結婚相談所連盟もあります。地方で会員が少ない理由は色々ありますが、料金は特に大きな影響でしょう。
地方は中小企業比率が高く、給与が高い会社が少ないうえ、自動車(交通手段の必需品)の維持費も必要です。おまけに結婚を意識する年齢が都市部より早いです。若い人はお金持ってません。
となると、会員が少ない結婚相談所よりも料金が安く若者が多いマッチングアプリで婚活する方が合理的な判断となります。
マッチングアプリと地方婚活は相性が良いですが、アクティブユーザーだけでみると、まだ多くありません。やはり地方ほどマッチングアプリへの偏見が残っていると思われます。田舎県だと会員最多のマッチングアプリPairsぐらいが数少ない選択肢です。
そして、個人情報をWeb上にアップロードすると、話題が少なく知人の下世話な話のネタが多い田舎だとすぐに噂になったりするので、そのあたりでマッチングアプリへの登録は地方では敬遠されています。
新時代の結婚相談所「コネクトシップ」が伸びていない

婚活中の方の中にはコネクトシップという言葉を耳にしたことがある方もいると思います。厳密には異なりますが、結婚相談所連盟の一つぐらいに考えておいていただいて差し支えありません。
主に以下の結婚相談所ブランドがコネクトシップシステムを採用して、会員データベースを共有しています。早々たる結婚相談所が会員を連携させています。
- ゼクシィ縁結びエージェント
- パートナーエージェント
- スマリッジ
- en婚活エージェント
- SOAI
- NOZZE(ノッツェ)
- 一般社団法人日本結婚相談協会(JBA)
- マリックス
- 一般社団法人 日本少子化対策機構(Kマリアージュ)
- 官公庁マリッジ
- 全国仲人連合会
- 日本仲人連盟(NNR)
- TMSコネクト
コネクトシップは従来の結婚相談所とは以下の点で異なります。
旧態依然の仲人型結婚相談所より現代的なシステムとなっています。特に仲人の人件費を削れるので、入会費・成婚料が少額で済むのでコストパフォーマンスが優れています。
マッチングアプリのようにトラブルに巻き込まれてメンタル削られる展開を避けたいという方にとっては、マッチングアプリと仲人型結婚相談所の中間で良い塩梅で優れたシステムだと感じます。
しかし筆者が婚活業界に参入した2020年以降、会員数が伸びている気配がありません。ずっと3万人程度で停滞しています。
コネクトシップはコスパが高いので、都市部だけでなく、全国で利用者が増加するかと思いきや、地方婚活者は増えていません。どのコネクトシップ加盟事業者も会員少なすぎて、入会させると悪評のクチコミに繋がりかねないので、地方からの入会希望者の案内はあっても案内が難しいのかもしれません。
また首都圏ですら、会員数はキープ止まりになってこれ以上伸びない模様です。
ブライダルのゼクシィや転職エージェントのエンジャパン、その他マーケティングが得意な会社も参入していますが、それでも会員数が伸びないということは、3万人あたりがコネクトシップの限界なのかもしれません。
多数のマッチングアプリユーザーを抱えるペアーズもコネクトシップ相談所に参戦していましたが、1年足らずで撤退していたのは衝撃でした。マッチングアプリから結婚相談所にユーザーを流すのは難しいようです。

コネクトは仲人型結婚相談所とマッチングアプリの中間で良いシステムだと思うのですが、価格が安ければ入会するという訳でもないみたいです。
マッチングアプリは入会審査なしでスマホで即日スタート

料金がリーズナブルなコネクトシップ系結婚相談所ですら、会員が増えない要因の一つが入会の面倒さでしょう。結婚相談所は以下の書類の準備が必要となります。
- 独身証明書
- 収入証明書
- 学歴証明書
契約書類の記入のために、相談所を実際に訪問したり、契約書の郵送が必要となるため活動開始まで1〜2週間程度の時間が必要となります。
独身証明書も役所に行かなければならなかったりするので、このあたりが手間だと感じる婚活希望者も少なくありません。
その点、マッチングアプリであれば、入会書類は身分証明書ぐらいのため、思い立ったら即日アカウント作成して、活動することができます。この思い立ったらすぐに始められるスピード感は今の時代にマッチしているでしょう。
残念ながら結婚相談所は安全を第一にしている業界です。マッチングアプリのように即日、活動開始は真似することができません。

アプリ婚活でも安全性が高いのはユーブライド
なのだ! 結婚相談所が運営してい婚活アプリなのだ。
シニア婚は結婚相談所では対応が難しい時代に

近年は結婚適齢期の未婚が増加して、その分シニア婚市場が盛況しています。しかし、シニア婚活市場こそ、マッチングアプリに役割を担っていくべきだと感じます。
結婚相談所は40代〜60代の方の登録者も少なくありません。筆者はこのシニア婚が少し苦手意識があります。子供という共通の目的がないので結婚に対して踏み出せない方が多いのが理由の一つです。
子供を持たないですし。お互い子供を持てないのでので内面重視かといえば、そうではありません。
たとえば、女性の方ですが、年収1千万円のようなハイステータスな男性と結婚したい方が多いような印象を受け、少し金銭的にドロドロしている気がします。残り短い人生で夫婦の共有財産になることを考えると、なんとなくシニア女性の極端な年収偏重思考に不安を感じます。
個人的には子供育てないんだったら、そんな年収で男性の戦闘力を図るような肩ひじ張らなくてもいい気がするのですが、このあたりを指摘すると機嫌が悪くなる方もいます。

最近は、入会しないくていいから、わざと年収高い男性は難しいとか先に言ったりしています。
また50代ぐらいだと、お仕事されていない女性もいます。私の相談所でも過去に無職女性が、急に連絡無視するようになり、強制退会の措置をとったことがあります。お勤めしていた時は華麗な経歴でしたが、社会的な所属先がないと、行動に甘えが出るのかもしれません。
一方で男性の方も、「社交的で気立てがいい女子アナみたいな雰囲気の女性」を求めいらっしゃるのかな。なんて思い、果たしてそのような方がいらっしゃればいいのですが、残念ながら難しいです。
お互いが年齢も若くなく、残り短い人生の中で信頼関係を構築していかなければならないことを考えると、シニア婚は果たして現実的なのかと思うことがあります。可能性が0ではありませんが、子供を持つ世代の結婚と比較すると、結婚に対するモチベーションも低いですし、目的意識がふわっとしている婚活者様が多い傾向があります。
マッチングアプリのように安い値段でマイペースで長期的にご縁を探してもらう方がいいのではないかと思います。
なお、たまにシニア女性でもマッチングアプリでヤリモク心配されている方いらっしゃいますが、男はその年齢にもなると、お金を払って20代の女の子と遊ぶので、マッチングアプリでヤリモクは心配しなくても大丈夫な年齢です。
むしろ懸念すべきなのは金目当ての結婚です。60代以上の高年収男性との再婚希望は「遺産狙い?」とか邪推してしまいます。

就職氷河期世代がシニアに突入するので、結婚制度を悪用した資産強奪事件が増えるのではないかと、個人的には危惧しております。シニア婚こそ自己責任の極みであるマッチングアプリを主戦場にしていただいた方が良い気がします。
いい歳した大人の婚活サポートって何するの?

結婚相談所は30代〜40代がボリュームゾーンですが、こんないい歳した人間を手取り足取り改善して魅力的に変身させるのは非常に難易度が高いです。
第二新卒ぐらいまでの年齢なら、アドバイスも聞く耳持ってくれるかもしれませんが、もう恋愛したい年代の全盛期を超えてから、結婚するためだけに、行動とか色々と改善するのはモチベーションが上がりません。
仕事と同じで、ある程度の年齢にあると、他人の言う事なんて聞く耳なんて持たんでしょう。今さら自分の考え方や価値観を前向きに改善していこうなんて思いません。それに他人に言われて簡単に改善できるほど器用なら、とっくに自然恋愛で恋人見つけて結婚しています。
残念ながら、結婚相談所に入会する方は、社交性が乏しいです。要領が良いタイプは少数派です。
筆者も婚活者の立場だったら「今さら他人のアドバイスとか聞く耳持たんし、担当者は黙って申し込みの取り次ぎだけしとればいいんや」とか思ってしまうタイプです。

実際、私の会員も結婚カウンセラー(仲人)はそこまで大きなサポートを求めていない印象を受けます。
成婚してもらうため、サポート重視でやっている結婚相談所さんは、30代以上の方たちを手取り足取り成婚に向けて導いているんですから、本当にすごいと尊敬します。
最近の仲人はお見合い相手のことをよく知らない

他にも結婚相談所に入っても意味がないことがあります。たとえば結婚相談所の担当者(仲人)はお見合い相手のことをよく知らないことです。
昔のように仲人同士が日頃から密に交流していた時代であれば、双方の所属している会員のことをよく知っていて、情報交換をしていました。会員数は少なくても相互関係でお見合いが組めていた古き良き時代でした。だからこそ、的確なお見合い相手の推薦ができました。
今の結婚相談所業界は昔と違って、仲人間の連携がありません。マッチングアプリより会員数が少ないとはいえ、データベースが肥大化したために、システム上でやり取りするだけなので、お見合い相手についてよく存じ上げていないです。よって婚活者は、当たりが出るまで、たくさん申込みしていただく必要があります。
しかし、お見合い申し込みしても10人申し込みして1〜2人ぐらいしかお見合い成立しません。昔は仲人の役割も大きかったかもしれませんが、今の時代は相談所間が密に情報交換していないので、機械的に人数に申し込みが必要です。
オファーリストとか作成してくれる場合もありますが、あくまでプロフィール上のスペックだけで判断しているだけです。結局は多くの相談所が手厚いサポートを売りにしていますが、仕組み上、もはや手厚いサポートは難しいのが現在の結婚相談所の仕組みです。

かなり高い入会金支払って入った相談所が、何もしてくれなかったみたいな話は筆者もよく耳にしますが、お相手選びに関しては、仕組み的に難しいですね。
結婚相談所は交際終了しやすくなっている

結婚相談所は会員数が少ないですが、それでも2010年以前と比較すると、格段に会員数が伸びました。連盟同士で会員を連携するようになったり、婚活がビジネスとして注目度が上がったこともあります。
会員数が増えたものの、その分、出会いのありがたみが消失しつつあるので、交際終了が頻繁に発生します。男性は、デート代を女性より多めに出さなければならない雰囲気があるため、軽く交際終了されていては、たまったものではありません。
選択肢が増えたことは嬉しいのですが、仲人さんが少人数をお世話していた古き良き時代と比較して、どちらが良かったのかは、判断が難しいところです。

マッチングアプリでも、高いディナーをごちそうした翌日にブロックとかありますけどね。
高望みの婚活者が一定数存在する

結婚相談所では「堅実なお相手を求める方」と「高望みのお相手を求める方」の両タイプが混在しています。
高望みの方は成婚期待値が非常に低いです。入会費・月会費を払い損になる可能性が高いです。ちなみに、高望みとは以下のような希望を指します。
- 美人 (イケメン)と結婚したい
- 年収1千万円以上の男性と結婚したい
- 弁護士や医者、経営者と結婚したい
- 10歳以上年下と結婚したい
- 45歳以上の男性で子供が欲しい
- 専業主婦になりたい (働きたくない)
希望条件が高望みとなると、結婚カウンセラーのお仕事は、不満を聞いてその我慢料として毎月の月会費をいただくようなものになりがちです。
高望み婚は不可能ではありませんが、期待値が低いのでコストパフォーマンスが低く、長期的に継続できるようなマッチングアプリの方が、時間を見方にできるので向いています。
結婚相談所は20代の若者には使いにくい

色々と結婚相談所のデメリットをお伝えしましたが、総じて20代の結婚適齢期には使いにくいです。
晩婚化が叫ばれていますが、統計を見れば25〜30歳ぐらいが結婚ラッシュです。この世代にとって結婚相談所が使えないのが最大の問題です。
- 結婚相談所の料金が高い
- デートなど交際費の男性負担が大きすぎる
- 相談所で活動すると、すぐに結婚しなくてはいけない
- マッチングアプリと比較して大きな優位性がない
- 年上のカウンセラーから結婚観を押し付けられそう
- 入会しても同世代の会員が少ない
結婚相談所は安全性が高いのは事実ですが、男性にとってはデメリットの方が大きいので営業タイプの外交的な男性は結婚相談所を敬遠します。
近年はマッチングアプリの中でも婚活色が強いアプリであれば、トラブルに合う確率を下げることができます。
金儲け主義の結婚相談所が一定数存在する
結婚相談所の中には、金儲け主義の結婚相談所が一部存在します。たとえば以下のような感じです。
マッチングアプリは婚活目的の機能を強化している

最後にですが、マッチングアプリは出会い系サイトがイメージを刷新したものであることは、ミレニアル世代以上からすれば周知の事実です。マッチングアプリも当初は男性と女性で広告の訴求方法が全く異なっていた時代がありました。女性の方は結婚を前提とした真面目な出会いで、男性の方は遊び目的みたいな広告でした。
もちろん、現在もマッチングアプリにはヤリモクやネットワークビジネスなど様々な変な人が混じっています。しかし、一方で真剣な婚活目的で使える機能も各社強化されています。
- コンシェルジュ機能(メッセージ・ビデオ通話相談)
- (異性との)ビデオ通話機能
- 真剣活動機能(Pairsのコミットメンバーシップなど)
- 年収証明の提出
- 独身証明の提出
- 学歴証明の提出
これまで結婚相談所と提携している自治体は多かったですが、マッチングアプリと提携する自治体が、登場してきました。

これから婚活が本格化するZ世代だと、マッチングアプリに対して、出会い系サイト時代のいかがわしいイメージ自体知らないので、今後はさらにアプリ婚活が本格化するでしょう。
他人の人生の介入度が高すぎてストレスたまる

結婚相談所は他人の人生に与える影響が大きすぎます。数十万円のお金をお支払い頂いたとしても、他人の人生に与える影響としては安いぐらいです。
婚活サービス利用者は、何かしら自然恋愛で結婚のご縁がなかったモテない要素が多かれ少なかれあります。結婚カウンセラーから見て、結婚生活に向けて気になる点はあるものの、営利企業である以上、成婚料ゲット目前で足踏みをしている暇はなく、背中を後押ししなければなりません。何十年にも渡る結婚生活が上手くいくかどうかは、結婚相談所の管轄外です。
しかし、結婚しても3組に1組が離婚していることを考えると、真面目な結婚カウンセラーさんほど、成婚退会された後が気になるのではないかと思います。無事に入籍して、披露宴して、出産・育児、数年後に訪れるマンネリ問題などハードルを一つずつクリアして幸せな結婚生活と送れているのだろうかと・・・
筆者のように他の仕事しながら副業でやっていて、料金も格安だからとの理由で、なるべく会員に感情を乗せないように接している相談所ですら脳裏をよぎるので、サポート重視の良心的な心の仲人ほど、相当のストレスを抱えているのではないかとお察しします。
仲人型結婚相談所は料金が高いと言われていますが、対面で定期面談や、毎回の電話での心のケアとか丁寧にしている相談所の場合精神的な負担を考えれば安いぐらいの金額なのかもしれません。
仲人の精神的負担と婚活に支払える料金を考えると、マッチングアプリのような仕組みで淡々とやっていきながら、時々、運営会社としてオプションサービスで相談するみたいなのが時代に即した距離感なのかなと思います。
マッチングアプリは結婚できないは昔の話

「マッチングアプリは結婚できない」という言葉を耳にしたことがあると思います。確かに一昔前であれば、出会い系サイトの延長線だったので事実だったのかもしれません。しかし令和現在は異なります。
筆者の所属している日本仲人連盟で、「マッチングアプリは結婚できない」という表現を入会の勧誘時に使わないようにと通達が入っています。マッチングアプリは、確かに安全性など様々な課題はあるものの、母数自体が多いので、結婚相談所業界よりも結果を残しています。

インターネット上の婚活情報の多くが結婚相談所の結婚カウンセラーによって執筆されています。結婚カウンセラーから、マッチングアプリが目の敵にされているのは、結婚相談所業界を潰しかねない存在だからです。
結婚相談所は儲からないと言われていますが、それでも全国で数千件の事業主が存在しますし、法人として雇用を生み出している法人も多いです。
マッチングアプリはせいぜい十数社のIT企業が薄利多売で大きく稼ぐビジネスモデルです。結婚相談所所属の結婚カウンセラーからすれば、自分たちを廃業に追い込む危険性のあるマッチングアプリを褒めるメリットは少ないのが現状です。

同じくコネクトシップが仲人から良い評判が聞こえてこないのも、同じ構図だと思います。コネクトシップは条件をクリアした一部の相談所しか使えません。使えても格安競争に巻き込まれ儲かりません。
結婚相談所はやめとけと言われる理由 まとめ
以上、結婚相談所での婚活は止めて、マッチングアプリを使えと相談所のカウンセラーが感じる理由でした。
今後の婚活の主役はマッチングアプリで確定だと思っています。実際、結婚相談所や婚活パーティー業者の利用は成長していません。唯一成長しているのがアプリ婚活です。

結婚相談所業界はこの10年で連盟の買収や会員提携が進み、選択肢が増えたのは事実ですが、「少子化による人口減少」「未婚化・晩婚化志向」「非正規雇用の拡大」で結婚相談所を利用できる人口は減少しています。
結婚関係なく、恋愛自体は需要があるので、恋人探しからスタートして、成り行きで結婚みたいなカジュアル層は増えていくかもしれませんが、それは結婚相談所の役割ではありません。恋活系の婚活サービスはマッチングアプリや街コンです。
マッチングアプリは数多くのトラブルが報告されている業界です。恋愛相手を、アプリ使わないで探せるなら、それに越したことはありません。しかし、金銭的な余裕がない件が社会問題化してきた日本においては、コストパフォーマンスを武器にできるマッチングアプリが今後の婚活の主役になると予想します。

アプリ婚活でも安全性が高いのはユーブライド
なのだ! 結婚相談所が運営してい婚活アプリなのだ。
