昭和〜平成初期などバブル時期には「3高の男」がモテはやされました。3高の男とは高学歴・高収入・高身長」が揃った男性です。
現在では死語感が強くなってしまいましたが、現在でも婚活市場において、この男性がモテるのかを現役の結婚相談所の仲人が解説したので、参考にしてもらえれば幸いです。
令和の3高
まず、結論を先に言えば、高学歴・高収入・高身長の3高が揃った男は婚活市場では今も人気があります。
高収入はモテる

恋活・婚活市場は基本的にスペックが高い男性がモテます。男のスペック要素として2大巨頭が「年収」と「ルックス(顔を中心とした全体)」です。
ルックスに関しては、のっぺり顔の一重まぶたが多い日本国民の中ではイケメン男性の供給量が少ないです。筆者の感覚値ですが、学校の1クラス20人中、イケメンは2〜3人ぐらいの割合(10〜15%)です。結婚相手探しているイケメン探すのは大変です。
一方で高収入男性は職業によって作り出せるのでイケメン男性よりも供給量が多いです。
高年収は職業や勤務先で絞り込み検索できるので、見つけやすいです。求めるルックスは、そこそこで、高年収の男性を探した方が女性の結婚希望者としても合理的な選択となります。
- 医者
- 弁護士
- 公認会計士
- 開業税理士・司法書士
- フリーランスのWebエンジニア
- 経営者
- 金融・コンサルティング業界
- その他業界大手の事業会社の会社員
年収が30代で700〜800万以上、40代前半で900〜1000万円以上を超えてくると、婚活市場では人気が高くなります。そして、高給取りの場合イケメンではなくとも以下のような傾向があるので、モテます。
- 見た目に気をつけている
- 雰囲気に覇気(オーラ)がある
- ファッションや髪型、スキンケアにも気をつけている
- 体調・体型など自己管理ができている
- 営業やコンサルなどフロント系の職種は高身長が多い印象がある
- お客さんと接する仕事なので女性を自然にエスコートができる
- 体育会系(チームの中で空気が読める)も多く、爽やかで社交性のある性格
- 女性が喜ばせるような遊びや趣味を知っている
- 金銭的に余裕があるのでデートなどでも羽振りがいい
高学歴は単体では意味がないが加点要素
3高の中でも、高学歴だけではあまり意味はありませんが、高学歴であると年収の高さの裏付けになります。
どの大学から高学歴かとするか人によって異なりますが、旧帝卒であれば、一般的には高学歴となるでしょう。残念ながら、仮に旧帝上位校である東大・京大卒でも学歴だけではモテることはありません。
20代であれば、今後の成長の期待値が高いかと思いますが、30代になって公務員やプライム上場企業の平均的な年収にとどまっているようであれば、あまり評価してもらえません。学歴は高い年収を獲得する手段になりますが、それ単体では婚活市場は宝の持ち腐れです。
むしろ、そんな高学歴でありながらプライム上場企業で平凡なサラリーマンレベルとしてくすぶっていると、

出世できない何か他に問題があるのでは…?
と思われてしまいます。学歴の高さを活かして、華やかなキャリアを現在進行中で歩んでおり、同世代より2〜3ランク上の年収を稼いでいる男であれば、女性からは非常にモテます。
高身長だと女性が本気になる期待値が高め

高収入・高身長だけでなく、更に高身長だと女性側が本気になる期待値が高いです。
たとえば、結婚相談所では、男性が女性にたくさん申し込みして、そして意中の方との成婚退会を目指すというのが一般的です。男性が追いかけるパターンが多いですが、女性のモチベーションが上がってくれないと、いつまでも真剣交際に発展せずに仮交際沼にハマってしまいます。
しかし、高身長男性だと、女性が簡単に夢中になる傾向があります。相手の担当者さんから、女性が真剣交際へ乗り気だと相談が入る場合は、身長が高い男性が多いです。
少し話が脱線しますが、文化人類学的には、モテる人は国や民族、時代によって異なります。しかし男性の身長に関しては、国や民族、時代関係なく、普遍的に重視されているそうです。おそらく、太古の昔から、身長の高い男性の方が生存競争で強かったのが要因でしょう。
また身長が高いとスーツやジャケットのような、婚活で着るフォーマルな服装が似合うこともあります。女性が一緒にいて恥ずかしくない、むしろ他の女に自慢できる体型ということで高身長男性は優位性があります。

低身長にとってスーツ姿は公開処刑状態です。低身長な筆者は、20代の頃は私服で働ける職業とかで、就活していました。おかげでニートになりました。
日本最強のボクサーとして名高い井上尚弥選手は身長が165cmです。仮に井上選手が独身だったとしても、大谷翔平レベルで日本全国の女子から異性としての眼差しを向けられることはないでしょう。

プロ野球選手の平均身長は180cmなのだ。運動神経も抜群の日本を代表するフィジカルギフテッド集団なのだ。そりゃ、女子アナも夢中になっちゃうのだ。
3高の男でも結婚できない理由
ということで、3高の男は多少は制限はありますが、3高の男は令和現在でもモテます。バブルっぽい言葉ですが、3高は普遍的に変わらない女性が求める男性のスペックを表しています。いつの時代でも有効なパラメータでしょう。
そんな、選ばれし者側である3高の男ですら結婚が難しくなるのが以下のパターンです。
結婚したい女性と年齢差離れすぎ

まず3高の男でも年齢差の壁は超えられない壁です。10歳以上年下の女性と結婚するのは今の時代は大変です。
15年以上前であれば男性の年収100万円は1歳年下が狙えるパワーがありました。年収1500万円あれば15歳年下でも現実的な時代が昔にはありました。
しかし近年は3〜5歳差ぐらいまでしか年の差を認めない女性が増加しました。女性が社会で活躍できる環境が整ってきたのが大きな要因です。もう女性は男性に経済的に依存しなくても生きていけるので、年齢差が離れている、ハイスペおじさんと結婚するモチベーションが湧きません。
高収入とはプライム上場企業勤務レベルではない

高収入とはプライム上場企業勤務レベル(公務員レベル)ではありません。
確かに、公務員や大手企業勤務の会社員は平均よりも高い給与を得ているので、十分高スペックです。たとえば、小学校〜中学校の学生時代の同窓会に公務員が参加すれば、きっと女性陣からはチヤホヤしてもらえるでしょう。
しかし婚活(結婚相談所・マッチングアプリ・婚活パーティー)は基本的に、そのような少しハイスペックな男性を中心に登録されています。特に婚活パーティーなんて参加人数少ないので露骨にフィルタリングしています。
世間的には高スペックでも婚活では普通になってしまう関係で、自分では高年収と思っても、実は婚活市場では高収入扱いしてくれないケースもあるので、婚活市場での立ち位置をしっかりと把握しなければなりません。

この仕事していると、上には上がいるんだと感じます。
3高でも他のスペックにボトルネックがあれば意味がない
またいくら、高収入・高学歴・高身長が揃っていても他にボトルネック(問題)があれば、婚活市場価値は著しく落ちます。
3高の男にふさわしい女性を婚活市場で探すのは大変

3高の男にふさわしい女性は婚活市場では少ないです。3高の男にふさわしいというのは端的に言えば「容姿端麗」な女性です。容姿端麗な女性は結婚相談所など婚活市場にいるものの、会員数は少ないです。
また婚活写真から予測するのが難しいです。確かにZOOMお見合いの立ち会いとかすると、一定数、容姿端麗な方はいるのですが、お見合い写真だと全員が容姿端麗のため、見極める方法がありません。

筆者の相談所では美人(イケメン)と結婚したいという入会希望者は、ご遠慮いただいております。

あと容姿重視で結婚相手探している人は全体的に相談所スタッフに対する態度も悪いですね
3高の男 まとめ
3高の男とは、高学歴・高収入・高身長の3つの条件を満たす男性のことを指す言葉です。高度経済成長期〜バブルの頃にもてはやされた結婚相手の条件としてよく使われるもので、女性からの人気が高いとされています。
高学歴・高収入・高身長は普遍的なスペックなので、令和現在でもモテる要素ですので、持っている方は自信を持って婚活してくてださい。ただし、5歳以上の年齢差はハイスペ男性でも難しいです。
3高の男の結婚したい女性婚活者様へ
3高の男は必ずしも幸せな結婚ができるとは限りません。モテるので不倫するかもしれません。若い女に乗り換える可能性もあるので、お互いの価値観や相性が合うことが大切です。3高の男にこだわるあまり、自分に合ったパートナーを見逃さないように注意しましょう。