こんにちは、大阪の結婚相談所アジマリメンズ・アジマリウーマンです。婚活中の皆さんの中には結婚は怖いと感じている方も多いのではないでしょうか?
筆者も結婚相談所を運営しながら、自らも婚活中ですが「結婚は怖い」や「リスクリワードが合わないな〜」と感じています。
「結婚 怖い」は月間900回ぐらい検索されているので、少なからずの人が恐怖感を感じています。なぜ幸せなはずの結婚を怖いor割りに合わないと感じてしまう人が多いのか考察してみました。
他の異性との結婚の可能性がなくなる

初婚での結婚は皆に平等に1回だけ与えられた貴重なカードです。誰かと結婚する決断をするということは、これから訪れるであろう異性との出会いの可能性を全て捨てる選択を意味します。
一部の美男・美女やお金持ちを除けば大半の方は何かしら妥協してお相手選びをします。一度結婚すると、結婚相手より更に魅力的な異性と巡り合ったとしても、もう結婚はできなくなります。

初婚で結婚するということは、就職での新卒カードを使うのと同じぐらい人生においては重要度が高いです。新卒での就職活動とは異なり、使うタイミングは自分で決められるので選択に自信が持てず怖く感じます。
衝動的に結婚したいと思える相手と相思相愛になれるのがベストですが、そんな都合の良い異性が現れる方は少数派です。
生活費が上がる

結婚で一番怖いところは生活費が上がることです。1人暮らしをしていれば、月給20万円以下でも悠々自適の生活ができます。いくらお金を使うのも自由です。
しかし、結婚すれば、お金は夫婦の共有財産です。独身時代のように自由に使うことができなくなります。
そして、男性は家族を養っていかなければならないという責任を持たなければなりません。
独身であれば年収300万円以下でも普通に生活できますが、結婚して子供が1人いれば、世帯年収で500万円、2人いれば700万円ぐらいは欲しいところです。
女性がどれぐらい働くのかにもよりますが、もし扶養内程度のパートや専業主婦希望となると、男性の経済力に家族の人生がかかってきます。
今は大手企業でもリストラをしたり、いきなり倒産するような時代です。奥さんや子供を食わしていかなければならないプレッシャーは男性が感じる恐怖心の代表格です。
今の時代は大手企業でもリストラ敢行や倒産リスクがあり、働き方改革によって残業時間も減少傾向となり、男性1人が抱えるには、とてつもなく大きな重圧となっています。
浮気が命取りになる

最近、芸能界でもゲス不倫が大きく取りだたされて、謹慎やスポンサーの降板となっていますよね。
結婚するということは、他の異性との性行為を今後、一切行わないということを意味します。特に性欲の強い男性は、30代ぐらいであれば、まだまだ他の女性と遊びたいと感じている男性も多いのではないでしょうか。
結婚していなければ、ただの浮気です。破局やケンカにはなるかもしれませんが、社会的に大きなダメージにはなりません。結婚すると不倫で、致命的な一撃です。
結婚は最強の信頼構築手段ですが、不倫バレするとその信用が失墜します。懲戒解雇にはなりませんが、会社での出世にも響く可能性があります。離婚裁判になると負ける可能性が高いので、慰謝料・養育費を今後支払う人生が待っています。

ちなみに法律的に言えば、風俗も不倫になります。男の立場的には、せっかく出世して高い金稼いでも女性関係で遊べなくなるのは、働くモチベーションを保つのが難しくなるかもしれません。
離婚のリスク

一度結婚すると、もう彼氏・彼女感覚で、気軽にお別れすることができなくなります。
たとえ数ヶ月で離婚したとしても、バツイチとレッテルを貼られるので、子供がいなくても、再婚の婚活では不利になります。
また子供がいれば、親権や養育費などで争う必要があります。裁判で勝っても養育費を払ってくれない男もいます。シングルマザーの婚活は絶望的にハードルが高いです。

バツイチ男性も一度は女性を捨てた前科があるということで、厳しい目で審査されることになります。再婚女性の親御さんへの挨拶に訪問しても小言を言われるかもしれません…
女性のキャリアが断絶するリスク

最近は女性の活躍できる社会となってきて、夫婦共働きがあたり前となってきましたが、まだまだ女性のキャリアと結婚はデリケートな問題です。
会社によっては、結婚・妊娠することによってキャリアが断絶することになります。
たとえ育児休暇制度が充実していたとしても、男性の職場と女性の職場が遠く、一緒に住むと、女性がフルタイムで復職できなくなりキャリアが断絶するリスクもあります。

子供を産んでからも、自分の仕事を大事にしたい女性は、男性のスペックよりも共働きへの理解が高い男性と結婚する方が幸せになれるかもしれません。
共同生活が怖い

筆者のように1人が好きなタイプもいると思います。毎日一緒にいて、「何も話すことがない」「家の使い方が自分に価値観と合っているかどうか分からない」と不安を感じる方もいると思います。
1人が好きなタイプというのは、他人と共同生活するのが苦痛でたまらないと感じている方もいるのではないしょうか? 筆者は同じベッドで寝るなんて想像しただけで耐えられません。

個人的には結婚後も夫婦別居で月に数回会うみたいなユルい結婚生活の方が現代にはマッチしていると思うので、共同生活しなくていい結婚が普及してほしいと思っています(笑)
愛がいつまで続くか分からないので怖い
結婚は基本的に一生お互いの方と添い遂げる行為です。一生相手を愛し続けられるか、または相手が愛し続けてくれるかは自信がない方も多いと思います。
基本的にどんな相手でも脳内物質で情熱的に燃える恋ができるのは、せいぜい3年です。
情熱的な愛が冷めてしまった後に、お互いを長く愛せる自信がある方の方が少数派なので、ある程度割り切るしかないのかもしれません。
自由な時間がなくなるのが怖い

結婚すると、たとえ子供がいなくても、自由に使える時間が減ってしまいます。自分一人であれば、掃除や洗濯は好きな時にすればいいですし、料理も手間のかかったものを作らなくてもインスタント食品やスーパーのお惣菜で済ませるのも自由です。
しかし結婚してしまうと、だらしない生活ができなくなってしまうので、結果的に子供なしでも自由な時間がなくなってしまいます。
子供がいると、さらに親として子供に理想像をみせないといけませんし、子供のしつけや教育に時間を削られることになります。
自由な時間を謳歌していた方にとっては、これから配偶者や子供に時間を吸い取られるのは、とても怖い未来です。
赤ちゃんができなかったら怖い

結婚適齢期の男女であれば、大半が子供を作るために結婚を考えると思います。しかし、自分または相手が不妊だったら怖いですよね。
まぁ考え方によっては、育児をしなくても済むので、時間は節約できるかもしれませんが…
特に女性で自分に不妊の原因がある場合には相当怖いと思います。生物的に子供産めないと分かると、離婚されるパターンがあります。自分ではどうしようもない理由で、いきなり地獄に突き落とされる訳ですから、たまったものではありません。
ちゃんと子育てできるか自信がなくて怖い

子供ができても、しっかり子育てできる自信がない方も多いと思います。今は昭和の頃と違い、子供っぽい大人が容認されている社会なので、自分が子供のロールモデルになれるかどうか心配な方も多いと思います。
筆者も全く子供のしつけができる自信がありません。むしろ自分のだらしない部分をしっかり治せるかどうかが不安です。
それに子供が両親にとって理想的な状態で生まれてくるとは限りません。
「ヤンチャな性格」「ひねくれた性格」で手のかかる子もいます。身体的・精神的な障害をもって生まれてくる赤ちゃんもいます。不慮の交通事故で後遺症が残り介護が必要になったり、友達に影響されてヤンキーになり荒れた10代に突入する可能性だってあります。
子供が欲しいと思って、育てやすく顔もかわいい子供を想像してしまいますが、実際には大半の方が、期待とは大きく違った子供を持つことになる、子供ガチャが自分の人生を不幸にしてしまうのも結婚の怖さかもしれません。
結婚式に呼ぶ人いなくて怖い
これは筆者の個人的な考えですが、結婚するとなると、結婚式や披露宴に友人・知人を呼ばなくてはなりません。
筆者のように友達が少なくて、会社にも所属していない人からすれば結婚式の準備が怖くて、結婚が怖いという方のいるかもしれません(笑)
結婚という時代に即していない伝統に従う恐怖感

「結婚を怖い」と感じるのは、時代にマッチしていない伝統に従う感じがします。それぞれが自分の思いのままに生きて、「出産・育児」はおまけ程度にしないと割に合わないかなと思います。
実際、成婚している経営者だって、独身だったり、離婚していたり、家庭は奥さんに全て任せてしまっていたりで、家族生活が破綻してしまっている方が目立ちます。
今の時代はサイコパスの方が有利なんて言われていますし、変に責任とか持たずに、自分勝手にワガママに生きた方が得をする社会です。
これだけ社会システムやテクノロジーが発展している中、古来より受け継がれてきた、男女が1人ずつで結びつき、協力して子供を育てるという家族構造に限界が来ていると感じます。
いや、むしろ今の主流である核家族だって、爆発的に増えたのはここ数十年です。社会やテクノロジーが進化した現代に適した家族構造が必要とされているのかもしれません。
人口を維持したいのであれば、漫画や映画の世界みたいに、AIが感情を入れずにマッチングして、出産や育児など必要最小限だけお互いに協力する、みたいな感じの方が理にかなっているかもしれません。
結婚が怖いと感じるのは、「時代遅れの伝統的な結婚感」と「結婚しない方が人生が豊かになる」の葛藤で恐怖心や不安感を潜在的に感じている可能性があります。

ちなみに婚活業界でもAIの活用が推し進められていますが、実際にAIマッチングすると、「え〜 私の身の丈に合う人ってこの人かよ〜(泣)」となって興ざめてしまうので、まだまだ結婚AIさんは発展途上の段階です。
結婚が怖い理由 まとめ
- 他の異性との結婚の可能性がなくなる
- 生活費が上がる
- 浮気が命取りになる
- 離婚のリスク
- 女性のキャリアが断絶するリスク
- 共同生活が怖い
- 愛がいつまで続くか分からないので怖い
- 自由な時間がなくなるのが怖い
- 赤ちゃんができなかったら怖い
- ちゃんと子育てできるか自信がなくて怖い
- 結婚式に呼ぶ人いなくて怖い
- 結婚という時代に即していない伝統に従う恐怖感
結婚相談所のカウンセラーが言うのも何ですが、結婚はデメリットの方が大きいです。
今は独身でも楽しいことが多いですし、女性も一人で生きていけるので、結婚によって生活が束縛されるのはを怖いと感じてしまうのは自然なことでしょう。
結婚は社会から信用を得るための最も簡単で効率的な方法の1つぐらいの方がしっくりきます。あんまり深く考えるといつまでたっても独身となってしまいます。
「今はいいけど、老後に一人はやっぱり寂しい」「親に孫の顔をみせてあげたい」「世帯もってない人は出世に響きそう」「自分一人の収入はキツい」といった方は、あまり考えすぎずに結婚適齢期にささっと結婚してしまった方が得策です。
一生独身でも不自由しなさそうなメンタルで結婚が怖いと感じる方は、あえて自分からリスクを取りに行かなくてもいいかもしれません。