年齢を気にして婚活をしているいけど、結婚する目的がイマイチ分からず悶々(もんもん)としている方も多いのではないでしょうか。
筆者(結婚相談所のカウンセラー)もどちらかと言えば、生涯独身派です。結婚相談所を運営しながら、重い腰を上げて婚活をしているという身です……
職業柄毎日、結婚や婚活を意識しながら生活している筆者が、結婚の目的という哲学的なテーマについて持論を展開してみたので、参考にしてもらえれば幸いです。
結婚の目的は社会的信用構築とオキシトンの2つ
筆者は結婚の最大の目的は「脳からオキシトシン(幸福物質)を出すこと」「信用構築」の2つが大きな理由だと考えています。
オキシトシン(愛情ホルモン)を出して、快楽を得る

結婚の目的の1つは、オキシトシンと呼ばれる愛情ホルモンを脳内から放出し、快楽を得ることです。
オキシトシンも脳から放出される快楽物質の1つです。「愛情ホルモン」「恋愛ホルモン」「幸せホルモン」など様々な異名がありまが、他者との強いつながりを感じた時に放出されると言われています。
人生の目的は色々と議論されていますが、「脳から幸福物質を出す行動」が、あらゆる人生の目的の根幹になっています。
| 願望 | 快楽物質 |
| 仕事で成功したい | ドーパミン |
| お金持ちになりたい | ドーパミン |
| 美人と付き合いたい | ドーパミン・エンドルフィン |
| 社会に影響を与えたい | ドーパミン |
| スポーツなどに打ち込みたい | ドーパミン・エンドルフィン |
| 健康で平凡ながら幸せな日々を送りたい | セロトニン |
| 美味しいものを食べる | ドーパミン |
| 感動するような体験をする | セロトニン |
| 愛されたい | オキシトシ |
| 犬や猫を飼いたい | オキシトシ |
| 毛布を触っていたい | オキシトシ |
| 奥さんや子供と一緒に楽しい時間を共有したい | オキシトシ |
快楽を感じるメジャーどころの脳内の伝達物質としてはセロトニン・ドーパミン・オキシトシン・エンドルフィンあたりです。
| 脳内幸福物資 | 用途 |
| セロトニン | 朝起きて清々しい気持ち |
| ドーパミン | ゲーム、やりがいある仕事、性行為など、食事 |
| オキシトシン | 人や動物など外部とのつながりの幸せ |
| エンドルフィン | 好きな音楽・ペットと戯れる・ランナーズハイ、性行為など |
結婚して家族を持つ目的は、人生を共にする強い絆の他者を作り、オキシトシンを増やして人生を豊かにすることです。素敵なルックスの配偶者がいれば人生楽しいですが、それだけが結婚生活ではありませんよね。そのうち異性としての奥さんだけでなく、家族全体での楽しい時間の共有の方がよりオキシトシン的な幸福感をもたらしてくれます、
筆者はあまり結婚願望がないのですが、おそらくオキシトシンによる幸福を感じにくい体質なのでしょう。

もしくは毛布の匂いかぐのが趣味なので、それでオキシトシンが補充されていて必要性を感じないかです。猫吸いと似た効果があります。
また結婚しても、アンジャッシュの渡部さんみたいに、不倫に走るようなタイプもオキシトシンによる快楽を感じにくく、ドーパミンの刺激的な快楽を重視してしまう体質なのかもしれません。
逆に20代前半で若くして結婚を選ぶような人たちは、このオキシトシンが強いタイプではないかと推測します。結婚相談所でも少数ですが、20代前半でも登録している方たちがいます。
筆者は20代前半で結婚相談所を登録している人たちをみると、自分とは相容(あいい)れない人たちなので、「もしかして騙されて入会したのか…?」とゾクゾクしてしまうのですが、オキシトシンの感受性が強く、恋愛ではなく結婚のような人との強い絆によって幸福を感じやすい体質と考えれば合点がいきます。
筆者は結婚願望が低く、生涯独身がいいと感じてしまいます。他人ともなるべく接しないワーク・ライフスタイルで生活しています。おそらく、筆者はオキシトシンでの愛情感じることが不得意なので、1人でいる時間の方が安心してしまうのでしょう。
筆者と同じ「孤独が好きタイプ」または「性行為によるドーパミンを求めるタイプ」は結婚してもオキシトシンによる愛情の快楽メリットは期待できないので、結婚の大きな目的が1つ減ってしまいます。
結婚は最も簡単な信用構築手段

結婚のもう1つの目的は社会的な信用構築です。
結婚して世帯を持つことで世間的には信用を得ることができます。皆さん、大っぴらに口には出しませんが、社会にある空気感としては以下のような感覚ですよね。
| 家族形態 | 信用度 |
| 独身 | 年金未納者並に信用なし |
| DINKs(共働き・子供なし) | 子持ちよりラクしている |
| 子供1人 | 最低限の社会的責任は果たしている |
| 子供2人 | 1人前 |
| 子供3人以上 | 社会の優等生 |
結婚して家族を持つということは、誰にでもできる最も簡単な信用構築方法です。
転職や昇進においても結婚して世帯を持っているかは影響します。親を安心させることができます。独身ということで社会的に肩身の狭い思いをすることはありませんし、老後の不安も多少は安心です。
- 会社で昇進しやすい
- 全国に支店がある場合、希望が未婚よりも考慮される
- 独身を理由に会社で陰口を叩かれない
- 自動車・不動産のローンが組みやすい
逆を言えば、30代以上で派遣社員をしており、特に正社員を目指していないような方、独身で肩身が狭いと感じないメンタルの持ち主は、わざわざ結婚する意味はないかもしれません。
また筆者のように、世間体や親の考えとか気にせず、自営業者としてマイペースに生活している人にとっては、組織で働いていないため、結婚による信用構築の恩恵は受けにくいです。
ただし、まともな人は25〜35歳ぐらいの間に結婚します。自分もアラフォーという年齢になり、だんだん分かってきましたが、35歳超えて結婚していない方は、多かれ、多かれ少なかれ人間性にクズ的な要素がある方が多い印象を受けます。
- 考え方が自分中心に傾倒
- 決断力がない
- 社会的責任を負いたくない
- 自分のために時間を使いたがる
- 異性からモテない見た目・考え方
- 仕事でも言い訳や逃げグセがある
- 自分なら年配になっても素敵な人と結婚できる根拠のない余裕
結婚の目的 まとめ
- 結婚の目的は「信用構築」と「愛情ホルモンによる幸福」
- 幸福はセロトニン・ドーパミン・オキシトシン・エンドルフィンなどで感じる
- 結婚や家族を持つことでオキシトシンという愛情ホルモンが増える
- 結婚は最も簡単に社会的に信用を得る方法
- 信用を得れば、昇進などにメリットが働き年収に好影響
- お金を使った楽しいアクティビティが選択肢に増える
「人生の目的」は色々と議論されているトピックですが、根本的に言えば、脳から幸福物質を出して快楽を感じるゲームです。
ある人は、宝くじがあたってしまえば仕事なんて辞めてしまいますが、億万長者の成功した経営者で生涯現役で働き続ける方も多いです。これは視座が高い訳ではなく快楽物質が放出されるタイミングは人それぞれ異なります。日本を代表する経営者であるソフトバンクの孫正義CEOは会社でギャンブルしているなんても言われていたりしますね。
生物は所詮はDNAの乗り物でしかありません。文明や社会の発展にいくら貢献しようとか、そんなのどうでもいいんです。生き方にどちらが正解なんてありません。自分の生きたいように生きればいいのではと筆者は感じます。
家族のような強力な絆に愛情を感じられない、オキシトシンが重視じゃないタイプにとっては結婚の目的は感じにくいので、生涯独身でもいいでしょう。社会的な信用構築にも興味がない人であれば、わざわざ大きな制約を伴う結婚生活に目的を感じるのは不可能です。
逆に「家族や子供に愛情を感じやすいタイプ」「会社で家族持ちが出世で優遇される」といった方にとっては、結婚による恩恵は受けやすいでしょう。結婚で得られる最大のメリットは、効率よく社会的信用スコアを積み上げることです。
それによって、会社でも昇進しやすくなって、年収にも反映されて、そして家族でお金を使った遊びの選択肢が増えるなど、好循環が起こせる可能性もあります。
ぜひ自分の幸せが結婚がもたらしてくれるのか、そうじゃないのか考えて人生の決断をしてみてください。
