こんにちは、全国対応の格安結婚相談所アジマリです。
現在、結婚相談所での婚活を考えている方の中には「成婚」という言葉をよく耳にすると思います。
この成婚について意味や成婚率の計算方法について興味がある方もいると思います。そこで現役の結婚カウンセラーが成婚の定義・成婚率・成婚料について解説してみたので、参考にしてもらえれば幸いです。
成婚の定義とは

まず成婚の定義について確認しておきます。
国語辞典において「成婚とは結婚が成立すること」と意味が記載されています。
しかし、これは世間一般で使われている成婚の定義とは大きく異なります。一般的に成婚という言葉は結婚相談所業界で使われています。しかし成婚の意味は各結婚相談所でバラバラです。明確に業界全体で定義が決まっている訳ではありません。
しかし、一番多いのは男性がプロポーズして女性が受諾(婚約)すれば晴れて二人で結婚相談所を退会することを成婚退会と定義している相談所が多いです。
業界でも特に影響力のある日本仲人連盟の直営店IBJメンバーズでは「成婚 = 婚約」を成婚ルールとしているので、IBJ系の結婚相談所では、IBJの直営店のルールがスタンダートとして扱われているかもしれません。
またもう1つのよくあるパターンは3〜6ヶ月の交際時点で男女ともに今後も真剣交際を続けていく意思があれば成婚退会となるケースです。
格安結婚相談所アジマリはNOZZE(ノッツェ)の加盟店ですが、結婚情報サービスであるNOZZEルールでは、交際期間で双方が今後も交際意思がある場合には成婚退会となります。
ノッツェ以外にも結婚情報サービス系(パートナーエージェント・en婚活・ゼクシィ・ツヴァイ)は3ヶ月期間経過した時点で、「交際継続」か「破局」の二択を迫るパターンの成婚が多いです。
また婚前交渉・1泊以上の旅行・同棲は強制的な成婚退会とみなされる結婚相談所が多いです。
結婚相談所でも男女が使っている相談所によって、ルールが異なり、男性側が婚約を退会ルールにしているのに、女性側が3ヶ月時点で決めないなどの場合は成婚定義がねじれているので、結婚カウンセラーがレベルが低いと悲劇が起こります。
ちなみに成婚というと結婚をイメージする人もいますが「結婚式」「婚姻の手続き」までサポートするような結婚相談所は皆無に近いです。(※結婚式場が運営している結婚相談所は除く)
ノッツェ加盟店の結婚相談所アジマリでの成婚について解説します。アジマリでは、コネクトシップと呼ばれる他社会員連携システムがあり、コネクトシップの成婚ルールにデフォルトでは合わせています。
コネクトシップでの成婚は最初のデート(お見合い)より3ヶ月で、今後もお付き合いするか、お別れするかを決める必要があり、このルールに則りアジマリメンズでは3ヶ月目で成婚退会を決定させていただいております。
しかし、相手のカウンセラー次第で成婚退会の決断時期を延長できる可能性もあるので、延長が希望の場合にはご相談いただければお相手の仲人に交渉します。
また、成婚退会後に破局してもリーズナブルな価格で再入会できるようにしています。
結婚相談所の成婚率の計算方法

続いて、成婚率についてです。結婚相談所を探す場合に「成婚率が高い = 優良結婚相談所」と考えている方が多いですが、成婚率が高くても注意が必要です。
というのも成婚率の計算方法は各社異なるからです。一般的に最も正しい成婚率は以下の計算式で算出できます。
「成婚退会者数 ÷ 入会者数」
しかし婚活業者によっては、以下のようなカラクリで算出しているケースがあります。以下のような成婚率は、あまり意味がありませんし、婚活者を騙そうとしている可能性もあります。
| 成婚率の計算式 | 問題点 |
| 成婚退会者数 ÷ 本交際に突入した数 | 本交際は高確率で成婚する |
| 成婚退会者数 ÷ 退会者数 | 退会手続きしない人がいるので、高い成婚率になる |
| 1年以内の成婚退会者数 ÷ 成婚退会者数 | 成婚退会で割っても意味ない |
| 成婚退会者数 ÷ 全会員数 | 成婚せずに退会した人が含まれない |
| 成婚退会者数 ÷ 特定期間中の総登録人数 | 分母が少ないので高い成婚率になる |
「成婚退会者数 ÷ 入会者数」が最も正確な成婚率であり、結婚相談所は一般的に10%程度と言われています。(マッチングアプリは3%程度)
おそらく真面目に公表すると、入会者が減ってしまうので、業界全体を通して、数字を盛るための施策として、亜流の成婚率の算出方法が色々生み出されたのでしょう。

また成婚の定義も上で解説したように、各社バラバラなので、成婚率が高ければ一概に優良結婚相談所とは言えないのが現状です。
また成婚率にこだわる結婚相談所は成婚しそうな人を厳選して入会させています。このパターンは個人の結婚相談所なら、SNSで集客に成功しているパターンです。情報発信力がある入会率が高いインフルエンサー系結婚相談所は成婚率は高いものの、入会のハードルが高めとなっています。
私の結婚相談所では成婚率にはこだわっていません。
というのも、婚活を通して結婚しない決断も1つの尊重すべき選択だと考えているからです。運営者自身も独身ですからね(笑)
決して、サポートせずに放置プレイする訳ではありませんが、成婚率的には特に秀でている訳ではありませんので、成婚率重視の方には向いていません。
ちなみに成婚率を上げるなら「成婚退会しそうなスペックの婚活者だけ入会させる」「お相手を妥協させる」という戦略が王道です。
成婚料が無料の結婚相談所の注意点

結婚相談所では一番の収益源である成婚料が発生するので、重要なイベントとなっています。
この成婚料ですが、無料と有料の相談所があります。一見、無料の結婚相談所の方が良心的に見えますが、そうではありません。
| 無料 | 入会費・月会費が高めに設定されている。または成婚に導くまでのサポートが最小限に抑えられている。月会費が重要な売上のため、婚活の長期化が起こることで利益の最大化が可能。 |
| 有料 | 成婚までガッツリサポートして成婚料を狙う相談所が多い。 |
成婚料がない結婚相談所・結婚情報サービスは入会費・月会費で稼ぐ場合には、成婚退会させるモチベーションがないので、悪徳業者だと成婚率が下がります。
一方の有料の結婚相談所の方が一般的には成婚率が高いと言われています。
ただし、こちらも意外と月会費で稼ぐパターンだったりします。また本交際まで発展していたら、成婚に対するプレッシャーが強くなる仲人さんもいます。
もしサポートが不要であれば、マイペースに結婚できる結婚情報サービスの方がいいかもしれませんね。
成婚 まとめ
- 成婚は結婚相談所で使われる言葉
- 成婚の意味は「婚約」または交際数ヶ月時点での「交際継続希望」で成立
- 結婚相談所によって成婚の定義は異なる
- 成婚率は「成婚退会者数 ÷ 入会者数」で算出できる
- 真面目に成婚率を出すとリアルな数字となるので、各社都合のいい計算式を使っている
- 成婚料無料は月会費・入会費に注意
成婚の本来の意味は「結婚が成立すること」ですが、結婚相談所で使われている成婚とは「婚約」または交際3ヶ月時点での「交際継続意思」のどちらかで定義されていることが多いです。
結婚相談所によって、成婚の意味は異なるので、結婚相談所に入会を希望している方は、成婚料の発生タイミングに関わるので、一度確認しておいた方がいいかもしれません。

