結婚相談所でお見合いした後にお断りが多くて、お悩みの方も多いのではないでしょうか?
せっかくお見合いしたのに、交際発展しないと、落ち込みますよね。
そこで現役の仲人型結婚相談所のカウンセラーがお見合いでお断りになる理由についてリストアップしたので、婚活の参考にしてもらえれば幸いです。!
都合の良い断り理由「フィーリングが合わない」は信じるな

結婚相談所ではお見合いの都合のいい断り理由として「フィーリングが合いませんでした」というのがあります。
これは一見、「性格や価値観」が合わなかったからとも受け取れますが、そうじゃない場合も多いです。
フィーリングという意味がふわっとした横文字を使っておけば、とりあえず、理由を突っ込まれない場合が多いので、婚活業界では広く常用されている都合のいい断り方です。
しかし「性格や価値観が合わなかったのなら仕方ない」では、婚活が迷宮入りする可能性があるので、フィーリングが合わないが連発する場合んは裏に隠れた本当の理由を探った方がいいでしょう。
結婚相談所のお見合いのお断りの本当の理由一覧
お見合い写真と顔が違った

男性が使うフィーリングが合わないの最頻出の理由は顔がタイプじゃないです。
男女ともに顔に好みがあります。
しかし女性と比べると男性の場合は、とにかく顔に希望条件を全振りしているような婚活をしている方も目立ちます。
女性の場合には化粧もOKですし、プロのヘアメイクが担当して写真撮影している場合も多いです。そうなるとほとんど20代の読者モデルのようなお見合い写真を提出している場合も少なくありません。
男性の結婚相手の条件としては「なるべく容姿が整った方」というのは、多かれ少なかれ希望が入っています。しかし、別人に近いお見合い写真が業界で横行している関係で男性はプロフィール写真だけでは女性を判断ができません。
「男性としても顔が苦手」なんて理由で断れば人間性を疑われてしまうので、フィーリングが合わないといった内面思考っぽいふわっとした言葉で断るケースも多いです。
太っている・身長・頭髪の問題

お見合いOKした後にプロフィール上で見落としているパターンもあります。
よく見たら「自分とほとんど身長が同じだった(男が低身長だった)」「想像以上に太っていた」というケースは男女ともによくあります。
またスーツで帽子をかぶっているのは、仲人であれば「髪の毛が薄いので頭髪を隠している」というのが、分かるのですが、婚活者が自発的に決断した場合にはそのような結婚相談所業界の慣習について理解していない場合があります。
プロフィールの見落としによるお見合いのご成立に関しては、申込後〜お見合い前にプロフィールを再確認して気づいた場合は完全な消化試合です。

余談ですが、筋トレしている方は体型の割に体重が重いので、婚活プロフィールでは少し不利になります。
お見合いのカフェが安い場所だった

結婚相談所は女性がおもてなしされる立場の婚活方法です。
厳密にはルールで決まっている訳ではありませんが、お見合いはシティホテルのラウンジやそれに近い雰囲気のカフェ・レストランで行われるケースも少なくありません。
しかし倹約家の男性がお見合い場所をピックアップした場合にはルノアールのような安すぎず高すぎずの中価格帯のカフェをピックアップすることもあります。
またロイヤルホストやサイゼリヤのようなファミレスも距離が保たれているということで2020年以降は特に設定されるケースも増加している印象を受けます。
ホテルのラウンジじゃないとテンションが上がらない、チェーン系カフェはもてなしの気持ちが足りないと感じてしまう一部の女性とはお見合い場所が原因かもしれません。
倹約家の男性は、将来の家族のために自分の資産を守っていて、男性目線でみると非常に好感が持てるのですが、なぜかお見合いの場所で、誰にでも気前のいい男性の方が女性ウケしやすいです。

もちろん割り勘したら、どれだけ好印象でもお見合いはお断りされる確率は90%以上に跳ね上がりますすので、割り勘はお断りの場合だけにしましょう。
関連記事:結婚相談所のお見合いのお茶代(コーヒー代)は割り勘していいの?
ワークスタイル・ライフスタイルの希望が合わない

お見合いのような初めての段階でも比較的すり合わせしやすいはワークスタイル・ライフスタイルの項目については会話の中で確認していきます。
- 勤務先
- 勤務時間・休日
- 結婚後の希望予定
- 転勤の有無
- マイホーム派・賃貸派
- 希望する子供の人数
- 住みたい場所
- 金銭感覚
- 親の介護
- 趣味・余暇の使い方
- 家事・育児への関心
- 趣味
どちらかが、どうしても難しそうな希望条件が入っていた場合には、交際しても難しそうということで交際がお断りになるケースはよく見かけます。
子供の希望がなかった

アラフォーの婚活で重要なのが子供の希望です。これに関しては任意項目や記載項目自体がなかったりするので直接、意思確認しなければなりません。
どストレートに「子供希望しますか?」なんて質問するとなると、女性を子供を産む道具としかみてない」なんて考え方を否定されたり、殺伐としてトゲが立つので、それとなくライフスタイルなどの質問を通して、それとなくすり合わせる時代です。
そこで女性が実は子供を持たない結婚(DINKs婚)希望であると分かると、男性は見送る場合があります。

男性仲人の目線から言えば、全ての婚活者はプロフィールに子供の希望について言及した方が効率的かと思うのですが、どうも女性の婚活者・仲人様としては記載しない権利を保持したい空気感も感じます。
男性側からすると、子供を持たない結婚(DINKs婚)に関しては社会的責任としては微妙な立ち位置です。
DINKs婚は男性には経済的にメリットがある訳でもないので、だったら独身貴族の方がメリットがあるという思考パターンが多いです。

日本は世界的にも独身男性向けの疑似恋愛サービスも多い国であり、家族(子供)を持たないのであれば独身貴族の方が仕事も(疑似)恋愛も一生全力でできて人生を謳歌できます。
オシャレに鈍感な人

お見合い写真はスーツです。
お見合いもスーツがスタンダード感はありますが、最近はジャケットなどのフォーマルな私服も増加しています。
髪型もセットしてくれたり、画像編集ソフトで修正してくれるので、実物より20〜50%増しのルックスです。
しかし、実際にお見合いしてみると、以下のようなことに気づくことがあり、印象と違う場合があります。
- 私服がダサい
- 髪型が昭和
- 話し方が年寄り臭い
- 全体的におじさん・おばさん
これは見た目の一部ですが、顔や身長とは違い、生まれもったモノではありません。
男性は見た目に鈍感な方が多いのですが普段からもう少しオシャレにもう少し気をつけていればお見合い成功した可能性があります。
たとえば、年齢・年収はほとんど同じなのに、片方は圧倒的にお見合いが組めるというのもあります。

右側の人はいかにも、おじさんという感じで組みにくいです。しかし、左側の方はおしゃれに気を使っていて、年齢の割にお若い印象も受けるので交際成立しやすいです。お見合いになると、見た目年齢も重要指標の1つです。
清潔感がない

清潔感がない男性はモテません。清潔感がないとはたとえば以下のような
- 口臭がキツい
- ヒゲをそっていない
- 歯並びが悪い
- 靴が汚い
- 体臭がキツい
- 汗をかいている
特にオンライン結婚相談所やリモート中心の婚活サポートだと、清潔感について結婚カウンセラーは指摘する機会がありませんので、気をつけなければなりません。
体臭・口臭に関しては、特にお見合い後のお断り理由としては指摘しにくい部分です。基本的にフィーリングが合わないなど無難な理由で済まされるので、なかなか分かりません。

また清潔感は口臭や体臭だけでなく、歯並び・ムダ毛のような見た目も影響します。
他の交際の話をしてしまう

お見合いではつい話の流れで他のお見合いのお話をしてしまいがちです。
しかし、やはり交際相手の他の交際相手は気になるものです。キープ要員だった場合もお金や時間、さらには婚活に対するやる気まで失うことになりかねません。
交際希望の気持ちはあるものの、そこまで本命という訳ではないようであれば、相手が他に交際している状態で、比較的、順調そうであれば、話してしまったことによって見送りされる場合があります。

お見合いで他に交際している方について質問されても、就職活動と同じく「いない」と返答する方が無難です。
聞かれたくない質問をされた

誰だって「話したくないトピック」があると思います。
お見合いの会話は男性がリードするケースが多いですが、女性にとって都合の悪いトピック・質問が登場した場合に瞬時に察知して、早々に話題をずらせる方は、一時的に雰囲気が悪くなっても「空気が読める」と評価されます。
一方でいつまでも女性の気分が乗らない質問をしていると「空気読めない」「気配りができない」「機転がきかない」などと思われて、お断りになります。
お見合いで質問しない

逆に、お見合いの時に全く質問しないのもよくありません。
就職活動の面接と同じで、
「質問はありますか?」
「特にありません」
これめっちゃ失礼ですよね。
仮に本当に聞きたいことを質問機転が利かない人だと思われます。やはり、何かしら相手への興味関心を持つのがマナーですし、相手に気持ちよくお見合いをしてもるのが、おもてなしの心です。
会話全般

会話関連を1つずつ書くと長くなるので、まとめて説明します。
- アイスブレイクができない男
- 話し方から性格がキツそうな方
- ネガティブ発言が多い
- 初対面なのに距離の詰め方が早い
- 会話の内容が子供っぽい・低俗など
- 自分の話ばっかりする
一次面接である見た目がクリアできているなら、二次面接は会話が中心です。
女性は口下手や人見知りなところが可愛いと、むしろポジティブにに受け止めてもらえるケースも多いです。しかし、残念ながら男性の口下手・人見知りはネガティブに捉えられるので、なんとしてもコミュニケーション能力の改善は最重要課題です。
お見合い後の返答が遅い

お見合い後に返答が遅いパターンがあります。結婚相談所連盟のシステムによっては、結果の後出しが可能な場合があります。つまり「相手がOKだったらOKする」といった具合です。
男性が「相手がOKだったらOKする」と思っている場合には、女性も同じく、お見合いの感触に対して疑問を感じている場合があります。
女性を立てるためにも、迷っている場合はとりあえずOKの返答を男性には速やかにしていただきたいのですが、しない方もいます。
男性が結果登録していないと分かると、女性は興ざめしてしまい「ボーダーライン → お断り」に意思表示を変更される場合があります。

また女性の場合には「交際希望だけど男性に先に意思表示をしてほしい」と、あえてご返答を焦らすためにすぐ回答しない方もいます。
結婚相談所は男性側の金銭的な負担が多いので男も決断が優柔不断になりやすいです。しかしとりあえず男性は迷っているならとりあえずOKにしないとご縁がつながらないです。

女性も順番は気にせず、さっさと交際の意思表示してもらいたいです。
ちなみにお見合いお申し込みから、受諾が遅い場合は、お見合い開始時点で相手が冷めている場合もあります。その場合は消化試合となります。申し込み段階から、レスポンスには気を使いましょう。
他の候補と重なった

お申し込みですが、一部の婚活者に複数名が申し込む自体が頻繁に発生します。
たとえば新規婚活者にこの現象が起こります。
「お見合い」「(仮)交際」ともに結婚カウンセラーからは前向きに検討するようにアドバイスを受けることもありますが、お見合いを複数した場合には、どうしても物理的にさばくのが難しいので、相対評価でお見送りになる場合があります。
お見合いの断り理由 まとめ
- お見合い写真と顔が違った
- 太っている・身長・頭髪の問題
- お見合いのカフェが安い場所だった
- ワークスタイル・ライフスタイルの希望が合わない
- 子供の希望がなかった
- オシャレに鈍感な人
- 清潔感がない
- 他の交際の話をしてしまう
- 聞かれたくない質問をされた
- お見合いで質問しない
- 会話全般
- お見合い後の返答が遅い
- 他の候補と重なった
フィーリングが合わないという断り方は性格・価値観が合わないではないケースが多いです。
「ご縁がありませんでした」と断ってくる相談所でも、本当の理由を教えてくれる場合もあるので、断り理由が気になる方は仲人に、積極的にフィードバックをもらいたい旨をリクエストしてみてください。