婚活を最近始めた方の中には、マッチングアプリや婚活パーティーを考えていて、結婚相談所は負け組が使うサービスというイメージがある方も多いのではないでしょうか?
結婚相談所といえば、昭和から平成中期ぐらいまでは「最後の砦」みたいな婚活場所のイメージが確かにありました。今でも少なからずの人が結婚相談所は恥ずかしいと思っています。
しかし近年の結婚相談所業界は「婚活最後の砦」ではなくマッチングアプリや婚活パーティーと同じぐらい早いタイミングで使う人が増えてきました。
もはや「結婚相談所 = 負け組が使う婚活場所」というイメージとはかけ離れています。その理由を解説したいと思います。
結婚相談所の利用が恥ずかしくない理由
「結婚相談所での婚活は恥ずかしい」は昭和の刷り込み

結婚相談所を利用するのが恥ずかしいと感じるのは「親世代からの刷り込み」が大きな原因です。
確かに昔は女性はクリスマスケーキに例えられ、26歳を超えると急激に人気が衰えて、結婚相談所を利用することに関しては「婚期を逃した女性」という印象が強かったです。男性も、会社や学生時代に女性に相手にされないモテない人が最後に相談する場所という側面は過去にありました。
今でも、たしかに結婚相談所の利用ユーザーは30代が中心で、今の時代でも多少、行き遅れを感じるかもしれません。
結婚相談所は30代がボリュームゾーン

年齢的には30代同士の男女が利用するのが結婚相談所です。しかし、昔と違って晩婚化が理由です。他のマッチングアプリや婚活パーティーでも30代がボリュームゾーンになっています。
結婚相談所を利用することに関して「恥ずかしい」という悲観的な思いを持つ理由はありません。その理由としては以下2つです。
- 結婚相談所はDX化している
- ブランド力のある会社が続々と結婚相談所業界に参入している
- 晩婚化が進み短期決戦の婚活方法が求められている
結婚相談所はDX化している

結婚相談所を恥ずかしいと思っている方の中でも、マッチングアプリなら恥ずかしくないと思っている方も多いのではないでしょうか?
「ペアーズ」や「Omiai」「ゼクシィ縁結び」「ブライダルネット」など、マッチングアプリを使った恋活・婚活は一般的になりました。

ビジネスモデル的にはマッチングアプリも出会い系サイトもほとんど同じですが、誰でも普通にマッチングアプリを使うようになったのはイメージ戦略のおかげですかね…
そして、今の結婚相談所は仕組み的には「マッチングアプリ + α」になっています。結婚相談所もDX化して、システムが進化しています。
昔のように「40代〜60代のご年配の仲人さんに何名かの異性のプロフィールを送付してもらって、お互いが気に入ればお見合いのセッティングや立ち会いをお願いする」というようなオールドスクールの結婚相談所は少数派です。
「結婚相談所は丁寧に成婚までの面倒を見てくれる」というコンセプトは今も変わりませんが、他の結婚相談所とのデータベースの連携が発達して、マッチングアプリのようにWeb検索して数万人の会員の中から結婚相手を探せるようにもなりました。

大手結婚相談所のゼクシィ縁結びエージェントが作ったサービス紹介ビデオが現在の結婚相談所をよく表しています。
今の結婚相談所は昔のように数名の写真を送付してもらうのではなく、高度な情報戦になっています。
「マッチングアプリよりも結婚を前提とした真剣な会員データ + 丁寧なサポートを受けられる環境」が令和現在の結婚相談所です。こう見ると、結婚相談所が決して利用をためらう必要のないサービスだと分かると思います。
筆者がデータベースを毎日確認していると予想以上に普通の会員が多いです。「モテない人生送ってきたんだろな…」というヤバい人は、今の時代は独身貴族を選択する方向へシフトしています。
決して結婚相談所に登録することは恥ずかしいことではなく、むしろ遊びや・ビジネス勧誘目的の変な方に時間を無断にしなくても良い賢い選択として人気が高まっています。
ブランド力のある会社が結婚相談所業界に続々参入している

結婚相談所の利用を恥ずく感じる必要がない理由のもう1つの理由として、大手企業が続々と結婚相談所業界に参入しています。
たとえば、以下のような大手ブランドの結婚相談サービスがあります。
- パートナーエージェント
- エン婚活エージェント
- ゼクシィ縁結びエージェント
- オーネット(元楽天グループ)
- ZWEI(ツヴァイ)
- スマリッジ
- Ncon(ドワンゴ)
- ペアーズエンゲージ ※2022年撤退
大手結婚相談所の中には美人なタレントさんをイメージキャラクターとしたブランド広告が電車の中をジャックしていたりして、結婚相談所は非常に身近な存在となりました。
「結婚相談所は地元の自営業者や零細企業が運営」といったイメージがあります。今でもそうなのですが、ブランド力のある企業が参入してくれたおかげで、結婚を考える全ての人にとって結婚相談所が身近な存在になっています。

厳密に言えば、大手の結婚相談所は「結婚情報サービス」なので、紹介のみでサポートはほとんどしない相談所もあるのですが、結婚相談所の利用ハードルを下げてくれるのに一役買ってくれています。
また結婚情報サービスの婚活カウンセラーは仲人さんというよりも、転職エージェントのような雰囲気だったりします。
ビジネスパーソンとしてのマナーもしっかりしている反面「プロフィール添削やお見合いなどのサポートも行ってほしい」方には向いていないので、自分が受けたいサービスが「結婚情報サービス」か「結婚相談所」なのかは間違えないように注意しましょう。
晩婚化が進み短期決戦の婚活方法が求められている

日本では、晩婚化が進行しています。「女性の社会進出」「20代の給与が低い」など様々な理由がありますが、女性の出産できる時間が伸びることはありません。
20代で仕事に全力投球したり、遊びまくるのもいいですが、結婚相手選びの時間が少なくなるのがデメリットです。時間は誰にでも平等です。時間を仕事や娯楽に使ったのであれば、結婚相手探しの時間は短くなります。
それで結婚相手を短期間で見つけられる結婚相談所が注目されています。
結婚相談所は3ヶ月ぐらいの交際で結婚相手を決めるので、最も効率が良い手段であり、その価値が見直されています。マッチングアプリは気軽ですが、恋活ぐらいの温度感のユーザーも多いため、結婚まで時間がかかります。
「結婚相談所が負け組」のイメージを覆した2つの企業
最後に結婚相談所のイメージをポジティブに変革した2つの代表的な結婚相談所を紹介したいと思います。今の結婚相談所業界が大きくイメージアップしたのは、以下2社の貢献度が高いです。
コネクトシップの帝王パートナーエージェント

最近、結婚相談所の広告を電車の中の広告やWebなど様々な場所で見ると思います。
「パートナーエージェント」「ゼクシィ縁結びエージェント」「en婚活エージェント」「スマリッジ」この4社の広告は、特に見かけるのではないでしょうか?
一昔前は、結婚相談所といえば、どこか後ろめたく、ボロい雑居ビルに入っていそうなイメージでした。しかし今はエンジャパンのような有名就職エージェントやリクルート(ゼクシィ)のような大手企業も参入しています。マーケティングが上手な会社が増えたことが結婚相談所の負け組感を過去においやった最大の要因です。
そして業界の裏話をすると「パートナーエージェント」「ゼクシィ縁結びエージェント」「en婚活エージェント」「スマリッジ」の4社は会員が共有されています。
この4社は、サポート力やカウンセラーの担当システムに多少の差はあれど、基本的にどこの結婚相談所に入会しても大差ありません。
この会員連携システムはコネクトシップと呼ばれて、パートナーエージェントがシステムを開発して、他の結婚相談所に供給しています。つまり結婚相談所のブランド力を底上げしたのはパートナーエージェントです。

そして旧来の結婚相談所と言えば、入会費10万円・お見合い一回につき1万円・成婚料は20〜30万円という若干ボッタクリ感がありました。料金設定にコンプレックスビジネスっぽい闇があるのも結婚相談所に負け組のイメージが定着してしまっていた原因の1つかもしれません。
しかし、コネクトシップ系の結婚相談所は入会費3万円以下、月会費1〜2万円、成婚料は無料〜10万円と低価格なサービスの結婚相談所が多いです。
システム自体はパートナーエージェントさんが開発しているので、あとは「集客+サポート体制」さえ準備できてしまえば、結婚相談所業界に算入できます。よってマーケティング力のあるエンジャパン・リクルート・ペアーズなどのWeb系ベンチャーが初期コスト低く婚活業界に参入できたことで、続々と低価格で結婚相談所を立ち上げています。
誰でも簡単に結婚相談所を開業できる仕組みを拡大させたIBJ

結婚相談所の負け組感がなくなったもう1つの理由は個人の結婚相談所が乱立したので、質の高い結婚相談所の全体数が増えたからです。
結婚相談所業界では、相談所業界で会員をつなぐ「相談所連盟」が複数存在します。その中で2022年現在最大勢力となるのが日本結婚相談所連盟、通称「IBJ(アイビージェー)」です。
IBJさん以前にも、結婚相談所連盟のサービスはあったのですが、システムの使い勝手が悪かったので加盟せずに自力で他者と業務提携している集客結婚相談所も多かったです。
- 日本仲人連盟(NNR)
- 日本ブライダル連盟(BIU)
- 全国ブライダル連盟
- 日本仲人業協会
- 日本ブライダル共同組合
- 全国結婚相談協会
- 日本結婚相談協会(JBA)
- 日本仲人協会
- 全国仲人連合会
- 近畿結婚相談協同組合
- 日本良縁協会
- 全国良縁連盟
- 日本結婚サイト協会
- 全国結婚相談事業者連盟
- 良縁ネット
- 日本結婚相談所連盟(IBJ)

上記の結婚相談所連盟の名称は2000年代半ばに政府が調査したデータから引っ張ってきましたが、消えたのか、社名変更か、合併したのかよく分からない結婚相談所連盟も多数ありました。
2000年代半ばまでの結婚相談所連盟の勢力図は以下の感じで、あえて言うなら「全国仲人連合会」「日本仲人連盟(NNR)」「日本ブライダル連盟(BIU)」の3強です。この3つの結婚相談所連盟は、今も生き残っています。

IBJさんが「機能性の高い会員データベースを開発したこと」「フランチャイズビジネスとして大々的にマーケティングを行ったこと」で後発ながら、最大手の結婚相談所連盟へと上り詰め業界スタンダードとなりました。
今現在、個人〜中小の結婚相談所で検索したら上位表示されている業者の大半はIBJ系の結婚相談所です。上で紹介したパートナーエージェントさんも、実は元IBJの加盟店という立場で結婚相談所を初期は活動していました。
今はIBJさんに加盟すれば誰でも簡単に結婚相談ビジネスを開業できるようになったので、現在IBJ系の結婚相談所は3,500件以上存在します。
中には集客できずに、開店休業状態の相談所もありますが、ブログやYouTube、インスタグラムなどのSNSを活用して、個人経営でも影響力のある結婚相談所も数多くあり、IBJ系インフルエンサー結婚相談所も、ネットで調べれば目がつくので、質の高い婚活者を数多く抱えています。
つまり、結婚相談所は自営業・中小企業・大手企業関係なく、結婚や婚活を意識している方であれば、誰がどの規模の結婚相談所に入会してもおかしくはない状態となっています。

「コネクトシップも結婚相談所連盟では?」と思うかもしれませんが違います。コネクトシップは審査を通過した結婚相談所連盟・大手(になる見込みがある)結婚相談所・結婚情報サービスが加盟できます。12事業者のみとなっており、IBJのように個人〜小規模法人は直接コネクトシップに接続できません。
結婚相談所は恥ずかしくない? まとめ
- 「結婚相談所が負け組の集まり」という考えは古い
- 結婚相談所は、美人や年収の高いハイスペック男性も使っている
- マッチングアプリに信頼性と手厚いサポートがあるのが今の結婚相談所
- マッチングアプリよりも結婚相談所のデータベースの方が審査があるので良質な会員が多い
- 安い結婚相談所が増えたのはパートナーエージェント(コネクトシップ)のおかげ
- マーケティングに強い会社が、結婚相談所に広告費を大量投下してブランディングしている
- コネクトシップ系結婚相談所は価格破壊でスペックの高い婚活者も増加
- IBJの連盟システムが小さな結婚相談所の数を増やした
- SNSを使ったインフルエンサー系の個人のIBJ加盟店が台頭
今の時代は職場以外で、出会いの場が限られていて、せいぜい居酒屋や美容院ぐらいの店員さんぐらいしか、異性との出会いがないという悩みを持つ方が多いです。
そんな婚活難民のために増えたのが、マッチングアプリなどのオンラインの出会いの場ですが、マッチングアプリは誰でも簡単に登録できるので、遊びやビジネスの勧誘で使われるなど、異性の質が低いのがデメリットとなっています。
また、誰かにアドバイスしてもらうこともできないので、出会えない人はずっと出会えずに課金するだけになります。
その点、結婚相談所は結婚したいという強い意思のある方だけが、まとまったお金を支払って入会しているので、会員の質が高いです。
結婚相談所では婚活に対するアドバイスが充実していますし、昔と比べると比較にならないほど、紹介できる人数が増加しています。
決して、モテない方だけが使っているということではありませんし、近年は大手結婚情報サービスの派手なプロモーションによって、イケメン・美人でもより好条件の異性と結婚するために、結婚相談所に登録しています。
賢い方であれば、20代で結婚相談所に入会している方もいます。マッチングアプリなら、20代のユーザーは掃いて捨てるほどいますが、結婚相談所の会員データベースであれば、若いというだけで、スペックの高い異性からアプローチしてもらいやすいなど、マッチングアプリにはないメリットも色々あるので「結婚相談所は恥ずかしい」といった古い価値観に惑わされずに、一度カウンセリングなどを受けてみて、自分で判断してみることをオススメします。


