こんにちは、オンラインの格安結婚相談所のアジマリメンズ・アジマリウーマンです。
アジマリは結婚相談所を開業してから1年以上経過いたしました。
記念に結婚相談所のスタッフが本音でぶっちゃけトークをしてみたので、結婚相談所での婚活に興味がある方は参考にしてもらえれば幸いです!
ほとんどの結婚相談所は会員0名です

まず結婚相談所ですが、ほとんどの相談所は会員数が0名です。
結婚相談所はお金さえ払えば、誰でも簡単に開業できますが、集客が鬼レベルで難しいです。よって開業後に、知人などを除けば基本的に集客できていない結婚相談所が圧倒的に多いと推測しております。
筆者は姉妹サービスのベトナム国際結婚相談所では、毎週数名のお問い合わせがありますが、日本人同士の結婚相談所の場合は開業1年で、やっと1名でした。

しかも全国でも珍しい無料入会可能な料金プランでのお申し込みで、その会員さんもまだ成婚退会されてないので売上はありません (悲c…)
筆者の場合、ブログで稼いでいた時期があるので、他の仲人さんよりもそこそこWebマーケティングの知識はあります。
しかし婚活ジャンルは競合強すぎて、全く集客ブログの訪問者数が伸びません。まるで見えない闇の圧力があるのかと思うぐらいPV数が停滞しています。

少しはブログで閲覧者がいることは計測されているのですが、おそらく暇つぶし・同業者・集客支援会社など営業目的で見ているだけだと思われます。
婚活ジャンルは競合が強すぎて、本当に結婚相談所への入会を検討している婚活者にはほとんどリーチされていないと想定しております。
結婚相談所本部の加盟店勧誘もビジネスなので本部が開業者のデータを出してくれる訳ではないので、真相は不明ですが、少しブログやSNS、広告の運用経験がある程度では、結婚相談所としての黒字化はなかなかハードルが高いと感じます。

保険の販売など自分で何か店舗ビジネスを営んでいて、Web以外で集客できる事業者にとっては、固定費も少ないですし、相性が良いビジネスだと思います。私のようにネット集客すればいじゃん! で参入すると失敗します。
- 旅行代理店
- エステサロン
- 美容室
- 貴金属販売店
- イベント会社
- 保険代理店
- 探偵業
- 不動産関連
結婚相談所の集客なんてブログ・SNS投稿→他社より安くすれば余裕では?
— ポンコツ仲人@格安結婚相談所アジマリ (@konkatsuhack) October 18, 2022
実際に入会費・月会費0円と極端な設定で検証しましたが安ければ簡単でもありませんでした。
HPは月間200PVありますが入会は1ヶ月に1人程度。安いだけでは訴求としては弱いです。無料入会は潮時かな…https://t.co/p7BvyC2Fsg pic.twitter.com/kLbkeNa4as
結婚できる可能性は婚活アプリと大差ない可能性が高い

結婚相談所とよく比較対象に挙げられるのが婚活アプリ(マッチングアプリ)です。
「証明書の提出義務」「結婚カウンセラーがいる」などが大きな違いですが、検索システムを利用する点など類似点も多いです。結婚相談所の謳い文句の1つに、マッチングアプリよりも、成婚率が高いと言われています。
マッチングアプリで結婚できる確率は3%程度と推測されています。しかし蓋を明けてみると、ブライダル総研(リクルート)が発表したデータによると、最近結婚している人は10人に1人はマッチングアプリ経由で昨今は結婚していることがデータで示されていました。
マッチングアプリはたとえ確率は低くてもユーザー数が10倍以上なことや料金が非常にリーズナブルなので、結婚した人数は結婚相談所よりも多くなります。

ビジネスや恋活目的でのユーザーが多いですし、ゲーム的な養素もあるので、マッチングアプリにはトリッキーなイメージがあります。
しかし結婚相談所のカウンセラーもそろそろ真剣に、マッチングアプリでの婚活サポートも結婚相談所のオプションサービスとして取り入れなきゃならない時代だな〜 と思っている次第です。
Webのおすすめ相談所の情報は信用できない

筆者も業界研究として、大手結婚相談所やSNSで有名な結婚相談所の競合分析を行いました。
そして分かったことはWeb検索の「結婚相談所のおすすめランキング」みたいなのは、全くアテにならないなということです。
競合分析してみて、私ならその大手結婚相談所は絶対にTOP3に入れないよな〜って感じの大手ブランドが多く見受けられました。どの相談所がデータベースを連携しているのかとか、そういった点には触れておらずいい加減に書かれている印象を受けます。
そしてSNSで人気のある仲人型結婚相談所も同様に注意が必要ということです。
フォロワーや視聴回数が多い仲人でも、本当の利用者の口コミを掲載されている口コミサイトだと、かなりボロクソに書かれていたりします。
コンテンツマーケティングに力入れすぎており、実際のサービスはかなりスカスカなんやろうな〜と推察しています。

要するに、ネットのおすすめ結婚相談所は嘘が多いということです…
会員数少なさすぎて、お見合いが組めない

結婚相談所はぶっちゃけ会員数が少なすぎてお見合いが組みにくいです。
結婚相談所の会員は数万人程度です。
結構多いように思えますが、マッチングアプリだと数百万人いるので、単純計算でも10倍はいます。結婚相談所の会員は都市部に集中している関係で地方はお見合いが組めない問題が発生します。
都市部でも年齢や年収・外見などを条件を入れていくと思いのほか、候補が少なかったります。
結婚相談所はたしかに安全な婚活場所かもしれないのですが、選択肢が少ない点については、あまり触れられていません。
また結婚相談所連盟が公式で書いている会員数は休会数も入っていたりします。休会していない人数調べて書いたら、公表していないこと書くなって怒られたことがあります。おそらく業界標準で休会中の会員もカウントしていると思います。個人的には入会されてから、ガッカリされるので辞めた方がいいと思うのですが……
年齢層が意外と高い
結婚相談所だから20代の結婚適齢期が使うものだとイメージするかもしれません。しかし結婚相談所はボリュームゾーンは35〜45歳ぐらいのアラフォーがボリュームゾーンです。

一般の結婚が25〜27歳ぐらいを頂点とした20代半ば〜30代前半に集中しているのに対して、結婚相談所は会員の年齢が結婚適齢期より少し上です。

年齢が少し高いことが「結婚相談所は残り物」なんて言われる要因なのかもしれませんね。
年齢が30代以上ともなると、お互いに異性を見る目が肥えた状態で、外見的若々しさが失われた状態なので、結婚するモチベーションが湧かない婚活者が多いです。言葉ではハッキリ言いませんが、お相手のルックス的に勢いで踏み切るメリットを感じられないのでしょう。
結婚相談所なんて使わずに、学生時代の人脈が薄れない20代のうちに若さと勢いで結婚しておくのは重要だと、結婚相談所のスタッフとして働いてると、つくづく思います。
仲人が可能性潰しているかも…

マッチングアプリと違い結婚相談所では、一度結婚カウンセラーさんが、お申込みを渡すかどうかを確認しています。
どちらかのカウンセラーさんが、「多分このお見合いは成立しないだろーなー」みたいな感じでオファー勝手に断っている可能性があります。

筆者は、日本在住のベトナム女性の婚活サポートも行っていいます。
仲人さんが取り次ぐシステムと直接お相手婚活者にオファーが届く2つのシステムを利用しました。
同じ婚活者でも、かなり結果が違ったので、カウンセラーさんが、外国人は面倒だからと、勝手に断っていると推測しております。
本来であればご縁をつないでいくはずの仲人さんが、「希望条件と違う」「なんとなく面倒くさそう」など様々な理由で可能性をなくしてしまっているのはなんだかな〜 と思いました。
社会人としてダメな仲人が多い

結婚相談所について調べている方の中には「個人の仲人型結婚相談所の方がサポート力がある」と思っている方もいるかもしれません。
「個人の仲人型結婚相談所の方がサービス的に優れている」は、インフルエンサー仲人さんのポジショントークの刷り込みが大きいと感じます。
確かに大手の格安プランだと、抱えている顧客も多いので大したサポートは期待できませんが、そこそこ高いプランであれば、サポートもしっかりしています。
仲人型結婚相談所はカウンセラーがハズレの可能性もあるので無難に大手結婚相談所の方がサービスのクオリティは安定するでしょう。
なんとなく個人の結婚カウンセラーさんに人生を託すのは気が重い方は、関係性が薄い大手結婚相談所の方が無難かもしれません。
ぶっちゃけ料金が高すぎ

結婚相談所の料金は1年間活動の末、成婚退会だと30〜50万円ぐらいで設計されているケースが多いです。仲人型の結婚相談所の中にはさらに料金が高く設定されている相談所もありますね。
マッチングアプリが月2千円〜5千円で利用できることを考えると、婚活者からすればコストパフォーマンスが悪い婚活方法となります。
結婚相談所は集客難易度ベリーハードな反面、集客にさえ成功すればとても儲かるビジネスです。

筆者は残念ながら、まだ集客に成功している側には回れていません(泣)
近年はコネクトシップのような年間活動費用が15〜25万円のような格安結婚相談所も増加してきました。今後はこういった格安結婚相談所が主流になっていくのかな〜 と推測しております。
他人に厳しい結婚カウンセラーが多い

私は結婚相談所を開業して1年、他の結婚相談所のカウンセラーさんともやり取りする時がございますが、業界歴が長い人は、ギスギスした印象を受ける仲人さんが目立つ印象を受けました。
- メールの文面がキツい
- 連絡を返してくれない
- いきなり電話してきてタメ口や一方的な要求をしてくる
- 業界歴でマウントされる
- 「おたく」「そちら」など見下したような二人称で呼ばれる
- よくわからないマイルールがあり曲げない
- 対応に雑なのでクレームしたら逆ギレされる
- 頂いた質問に回答してもお礼の返信すらしない
- サバサバした性格の人が目立つ

なんとなくですが、10年以上の歴史のある女性仲人さんは、キャリアウーマン気質というか、トゲがあるオーラをまとった方が多く、ニート気質の筆者とは性格が合わないです。
実際に筆者がサービスを受けたわけではありませんが、自分の人生観・結婚観を押し付けたり、売上のために成婚させようしそうな仲人さんもいて、個人的には自分なら婚活で関わりたくないと感じたカウンセラーもいます。
また仲人同士のやり取りで新参者の筆者とたまに衝突することがあります。いくら昭和から続く老舗だからと言って、何か相手相談所に負荷をかけることを希望されるのであれば、言い方ってのがあると思うんですよね。運営歴とかが短いからか、何か見下されている印象を受けることがあります。
国際結婚相談所は色々とヤバい

私はベトナム国際結婚相談所も運営している関係で、国際結婚に関しては「前向きに選択肢に入れるべき」と考えています。
しかし、いざ結婚相談所連盟を通して他社の国際結婚相談所(主に中国人女性)とお見合いを組むのですが、色々と問題を起こされます。
国際結婚相談所は外国人女性は無料で登録しているためモチベーションが微妙な方が多いです。遅刻もします。しかもお見合い代手数料として日本人男性に5千円請求してきます。

なぜか連盟自体も外国人の相談所に非常に有利な運営体制で、野放しなんですよね…
国際結婚相談所は仲人さん自体もレベルが低い方が多く、対応していてもストレスがたまります。
確かに日本人よりも年の差には寛容な部分もあるのですが、まぁ色々と煮え切らない部分が「非常に」多いです。
- 結婚意欲が低い方が登録されている
- 見合い料を請求される
- 高額な成婚料は男性負担
- 成婚退会期間を2ヶ月など仲人の利益優先の独自ルール
- 成婚退会後に女性側に問題があり破局後にしても成婚料は返還されない
- 結婚が当別簡単にできる時代でもない
- プロフィールがいい加減
- 遅刻してくる方もいる
- 日本語が理解できないのに一人でお見合いに来る人がいる
- お見合い日程調整中の会員を報告なしに退会処理している
- 連盟のルールを把握していない
上記ツイート案件の女性も中国人でした。しかも「見合い料アリ」「婚活者に関係ない場所に呼び出す(ネットワークビジネスの研修のため)」などやりたい放題。見合い中に「夢はありますか?」「会社員じゃ年収1千万円超えないから」なんて言っちゃあダメだと思うんですよね。。。
成婚退会できない属性が存在する
結婚相談所には成婚期待値が非常に低い層がいます。たとえば以下のような方たちです。
結婚相談所は高いお金を支払っている分、お相手選びもシビアです。少なくとも自分が辛い思いをしてまて結婚したいという方は稀です。
結婚相談所の収入源のメインは入会費・月会費です。どう考えても、成婚退会しない属性の方が、なぜか入会拒否されずに活動されているが、無駄金がほぼ確定しているので、ご愁傷さまだと思います。

入会拒否は本人のためのことを思ってしているケースも多いです。入会拒否した相談所に腹を立てないでいただければ幸いです。
客目線な人は入会拒否
結婚相談所で入会拒否される人の中には客目線な方というのがあります。単純に「ワイは客や」みたいなスタンスは面倒なので要らんのです。
たとえば「転職エージェント」などを利用したことがある方であれば分かりますが、求職者はお客さんでもあり、商品でもあります。純粋なお客さんは採用側の会社です。
転職エージェントと異なり、結婚相談所では入会希望者はお金を払うのでお客さんであるには違いありません。
しかし、結婚相談所では結婚希望の男女両方がお金を支払って、お会いする特殊なビジネスモデルです。
お客さん思考が強いと、つい失礼なことをお相手に対して発言してご迷惑をおかけするのではないかとなり、迷惑をかけないように入会拒否してしまいます。

先方の担当者に迷惑かけると、今後、お見合い組んでもらえなくなる可能性があるんです。

それでも、結婚相談所ではKYな婚活者は多いですけどね。
「結婚相談所 = 残り者の集まり」は一理ある
結婚相談所は「残り者の集まり」なんて言われたりします。筆者はこの格言に対しては開業当初は否定的でした。しかし、結婚相談所を営んでいると一理あると感じるようになりました。
- 知らず知らずのうちに失礼な発言や行動をしている
- 希望条件と自分の市場価値に乖離があり結婚期待値が低い
- 異性を見る目が厳しい
- 独身生活を謳歌したいという自分中心な人間性
- 他人や環境に対して否定的な発言が目立つ(他責思考)
- 自然恋愛で異性から相手にされてこなかった外見的な課題
結婚相談所は入会費・月会費で稼ぐビジネスモデル
結婚相談所は入会費・月会費で稼ぐビジネスモデルです。成婚料の金額が大きいので、成婚料で稼いでいると思われますが、残念ながら成婚料は臨時ボーナスみたいなものです。
結婚相談所は上でも述べたように異性から人気が低い要素がある会員が多い傾向があるので、成婚退会が難しいです。
業界全体で成婚退会率は1割前後と言われています。
また、私の相談所の場合はさらに以下の理由でさらに半分ぐらい(成婚率5%ぐらい)となっています。
当初は筆者もたくさん入会者集めて成婚料で利益するのが、婚活者の為になるのではないかと思いましたが、さすがに20人中1人では作業量的に難しいです。
無料奉仕している時間が多すぎて、労働としてのモチベーションも削がれまくります。特に、数名だけ申し込みしてアカウント放置する方は、まぁシステム利用料の払い損です。
やっぱり結婚相談所は「入会費 + 月会費」で稼がないと潰れてしまいます。なぜ、こんな婚活者にリスクを取らせるような旧来のビジネスモデルでやっている相談所が多いのか、当初は理解できませんでしたが、今となっては、結婚相談業は、そうしないと潰れてしまうことが分かりました。
結婚相談所のぶっちゃけ裏話 まとめ
- ほとんどの結婚相談所は会員0名です
- 結婚できる可能性はマッチングアプリと大差ない可能性が高い
- インターネットのおすすめ相談所の情報は信用できない
- 会員数少なさすぎて、お見合いが組めない
- 婚活者の年齢が意外と高い
- 仲人が可能性潰しているかも…
- 社会人としてダメな結婚カウンセラーが多い
- 料金が高すぎ
- 他人に厳しい結婚カウンセラーが多い
- 国際結婚相談所は色々とヤバい
結婚相談所業界は、利益率が高い業界で悪質な業者も以前は多かったと聞いています。今でも結婚相談所は国民生活センターへのトラブルの相談が多い業種の一つといわれています。
| 年度 | 相談件数 |
| 2021 | 1,560 |
| 2020 | 1,365 |
| 2019 | 1,607 |
最近は優良な大手企業ブランドも続々と誕生していますし、ライバルとなる婚活アプリのおかげで、結婚相談所業界全体も危機感を持ってサービスに付加価値をつけるように努力をされています。
しかし、結婚相談所業界は、婚活者を食い物(コンプレックスビジネス)にしたり、社会人として何かが足りないような社会不適合者の受け皿(簡単に独立開業)みたいな要素も多少あるので、ネットの情報だけで判断せずに自分でしっかりと人生を預けるにふさわしいかどうか判断できるように注意しておきましょう。


